Nubia Z17 Liteの実機開封レビュー!$200台なのにハイセンス×ミドルハイスペックな良端末!
2018/02/13
Geekbuyingより、気になっていた端末「Nubia Z17 Lite」を借りることができました!
[参考]Nubia Z17 Lite Global Version AMAZING PRICE - Geekbuying
スナドラ653搭載のミドルハイ端末で、価格が$200台という、カタログスペックだけでもかなり「買い」なんじゃないかと思える端末です。
実際に使ってみてもなかなかいい感じでした。
というわけで、実機レビュー行ってみたいと思います。
Contents
Nubia Z17 Liteのスペック
Nubia Z17 Liteのスペックをおさらいしておきましょう。
気になるスペックは以下です。
CPU | Qualcomm Snapdragon 653 オクタコア 1.95GHz x 4 + 1.4GHz x 4 |
---|---|
メモリー | 6GB |
ストレージ | 64GB |
Micro SD | - |
OS | Nubia UI 5.0 Android 7.1 |
画面 | 5.5インチ 1920 x 1080ピクセル |
バッテリー | 3200mAh |
ネットワーク | GSM B2/B3/B5/B8 CDMA 1xEVDO 800 WCDMA B1/B2/B5/B8 TD-SCDMA B34/B39 FDD-LTE B1/B3/B5/B7/B8 TDD-LTE B34/B38/B39/B40/B41 Wi-Fi:802.11b/g/n/ac |
カメラ | 13MP + 13MP (IMX258)/ 16MP |
外部端子 | USB Type-C デュアルnano SIMスロット 3.5mmオーディオジャック |
サイズ | 15.28 x 7.26 x 0.76cm |
重さ | 168g |
価格 | $259.89 |
※価格は記事執筆時点のGeekbuyingのもの。
スナドラ835を積んだZ17の廉価版アイテムですね。
廉価版と言いながらも、そこらの格安スマホよりは使えそうな感じ。
価格は発売当時に比べてかなり下がっており、だいぶ手が出しやすくなっています。
開封&外観レビュー
箱の中身はこんな感じです。
本体の他にチャージャー(アダプター)、Type-Cケーブル、Type-Cオーディオコネクター、それとマニュアル(日本語なし)が入っていました。
今回はお借りした端末なのですでに剥がされたあとでしたが、本来ならディスプレイ面に保護シートが貼ってあるはずです。
EUタイプのアダプターなので、このまま使おうと思ったら変換機が必要になります。
本体はかなり高級感がありますね~・・・!$200台のアイテムとは思えません。(お世辞抜きで。)
そしてしっかりと左右ベゼルレスになっていて筐体サイズの割に画面が大きいですね。
マットブラックなボディに、ところどころゴールドクロームがあしらわれていてゴージャスな印象があります。
個人的にこの黒×金って好きなんですよ・・・ブラックビューティです。
ただ、設計上どうしても金を乗せられなかったのか、ところどころ欠けている部分がありました。(アンテナラインなど)
僕はこういうの、たいして気になりませんが・・・、一瞬「おおっ・・・傷つけちゃった!?(借り物なのに)」と思ったので備忘録として残しておきます。
ホームボタンはタッチ式で、画面外に設置されています。
電源オフの状態でも赤い丸が描かれたままなのは親切設計なのかな・・・。
電源オン時には赤い丸がしっかり光ります。
また、その左右に目立たないように点で戻るボタンと履歴ボタンもセットされていました。
厚みは0.76cm。
左にOnePlus 5を置いて比べましたが・・・ほぼ同じですね。
※ちなみにOnePlus 5は0.725cm
というか、縦横サイズもOnePlus 5とほぼ同じで、かつエッジにやや厚みがあるので・・・個人的にはかなり使いやすいサイズ感だと思いました。
※追記:OnePlus 5に比べると30gぐらい重いので、ちょっとずしっときます。
洗練されたインターフェース
起動したときのホーム画面がこちら。
外観と統一された黒×金というデザインで、洗練された高級感があります。
ただ残念なのは、このデザインが採用されるのはデフォルトアプリのみという点ですね。
新しいアプリを追加すればせっかくの高級さが徐々に失われていく・・・というのは寂しい感じw
ちなみにデフォルトアイコンを変更する術はなく・・・自分でサードパーティのランチャーを入れるなりなんなりする必要がありそうです。
Nubia Z17 LiteにはNubia UIというオリジナルユーザーインターフェースが搭載されており、どことなくiOSとAndroidの中間のような使い勝手になっていました。
また、Nubia UIに紐づいた機能もいろいろついており、画像のように端末のエッジを利用したショートカット機能などは使いこなせばかなり便利になりそうです。
※僕は誤タッチが多くて辞めてしまいましたがw
個人的にすごく驚いたのは、iOSさながらの画面分割機能がついていたこと!
Androidでもこれってできるんですね~。
ちょっといい使い方が思いつきませんでしたが・・・たとえばYoutube流しながらゲームするとか。
あ、ブラウジングしながらビデオチャットするとか。
妄想はかどりまくりんぐです。
画面下部の中心から上にスワイプすれば分割、両サイドいずれかからスワイプすればこれまたiOS風のコントロールセンターを呼び出せます。
このコントロールセンターもなかなか使いやすくていい感じ。
Androidの上から呼び出すコントロールに慣れてしまっていると少し戸惑いそうですが・・・個人的には少し前までのiOSに結構慣れていただけに、これは良かったです。
他にも細かい設定項目がいくつもありました。
全部試したわけではないですが、そこそこ自分の使いやすいようにカスタムしていける感じです。
※たとえば戻るボタンと履歴ボタンを入れ替えるとか、そういうの。
そして使い勝手をカスタムしていっても十分サクサク使えるぐらいのスペックは持っていると思えます。
Antutuスコアおよびデレステ、3DMarkの結果など
Antutuスコア(Ver. 7.0.4)では9万点台を叩き出しました。
おそらくVer. 6でも8万点ぐらいは行っていたんじゃないかと思います。
スナドラ835を積んでるNubia Z17は18万点ぐらいらしいので、やや半分のスペックということにはなってしまいますが・・・当然「半分ぐらいの動きしかしない」というわけではありません。
特に現時点でのスマホの使い方を考えたら、特に何かをするのに「重すぎて動かない」ということがないどころか、普通にサクサク使える端末だと言えます。
デレステもサクサクやぁ!
デレステの標準環境は「3D標準」でした。
3Dスペックは3D MarkというベンチマークアプリのSling Shotというテストで879点だったので・・・高くはないです。
ただまぁ、デレステぐらいの3Dなら余裕ということなんでしょうか。
3Dリッチでも問題なくMV鑑賞出来ました。
またプレイは2D軽量で行いましたが、マスプラでも普通にクリアできたので、特に反応が悪いとか遅延があるとかの心配も必要なさそうです。
デュアルレンズ(SONY IMX258)の性能
Nubia Z17 Liteの特筆すべきスペックの一つに、SONY IMX258を2発備えたというデュアルレンズカメラが挙げられます。
片方のレンズでカラーを、もう片方で明暗を・・・という使い分けをしているらしいこのカメラ。
使ってみないと何ともいえないので、例によってOnePlus 5(および5T)の撮影画像と比較してみました。
結論から言うと、「方向性こそ違うものの、かなりいい!」といった感じです。
個人的に一番いい感じに撮れたのがこれ。
室内の陰になっているところですね。
※左下に「POWERED BY NUBIA」とあるのがZ17 Liteで撮影したものです。
ちょっと前のトイカメラで撮影したかのようなコントラストが出てカッコいい写真になりましたw
同じ場所でOnePlus 5で撮影したのがこちら。
さすが暗所でもそこそこ強いカメラなだけあって、くっきりはっきり写ってます。
この辺は好き好きですね。
やや曇った屋外で撮影したのがこちら。
同じ場所でOnePlus 5で撮影したのがこれ。
そもそもの解像度が違うということもありますが・・・OnePlus 5の方がやや細かく、コントラストもクッキリしている感じがあります。
ただ・・・及第点といった感じじゃないでしょうか。
今度はやや晴れた屋外。
こちらがOnePlus 5で撮影したもの。
おお・・・これはほとんど差がない写真になったんじゃないですかね??
ちょっと奥の塀あたりの色味が、Z17 Liteの方が青みがかっているかな~・・・。
屋外などの明るさがしっかり確保できているところであればそれなりの写真が撮影できそうです。
次に室内の蛍光灯下での比較。
こちらがZ17 Liteで撮影した果物。
こちらがOnePlus 5です。
これは明確な差が出てしまいましたね。
Z17 Liteは格安スマホのそれと言わんばかりの、彩度が低い写真になりました。
もうちょっと暗いところでの撮影。
こちらがOnePlus 5Tで以前撮影したもの。
やや構図は違っていますが・・・これはZ17 Liteの方が綺麗かも・・・!?
我が家の一番カラフルな場所(笑)
100%表示するとこんな感じ。
同じ場所を以前OnePlus 5Tで撮影したもの。
やっぱりコントラストの違いが明確ですね。
屋内のように光源が少ないところだと画質が落ちてしまうのは否めないかもしれません。
ただ、Z17 Liteのカメラにもいろいろなモードがあり、たとえばプロモードなどでホワイトバランスを調整してやるなどすればもう少しマシな写真が撮れたかもです。
※僕は技術がないのでストック状態の写真だけにとどめました。
ただ、前述の通り、屋外の撮影であれば、特に設定をいじることなくかなりいい感じの写真が撮れるのはすごいです。
屋外写真の100%表示。
ちなみに、もとの画像は4160 x 2340ピクセルなのでいわゆる4Kです。
スマホの画面は2K表示なので、かなり綺麗に表示することができますし、印刷に回しても遜色ない写真が撮影できると言えるでしょう。
画質だけでなく、カメラにはいろいろな設定もあって捗ります。
特にシャッター音が消せるのとかは嬉しいですよね。(日本のSIM挿したからか・・・消えませんでしたがw)
また、通常のカメラ、プロモード、ポートレートモードだけでなく、いろいろ遊べるモードがこれだけついています。
たとえば星の動きを撮影できるスタートレイルモードとか、3D風写真が撮れるモード、タイムラプスにスローモードなどなど・・・。
こんな感じのアーティスティックな写真も一発で撮影できるのは面白いですね~。
※ちなみに、ポートレートモードの精度は僕の撮影環境だと境界線がイマイチな感じでした。
4G + 3GのDSDS通信
SIMスロットはnanoが2つ。
※SDスロットは無し。
これが4Gと3GのDSDS(両待ち受け)に対応しています。
SIMを挿すと設定から「どちらをモバイルデータ用に使うか」の設定ができ、設定した方が4G対応として扱われます。
ここで設定しなかった方はモバイルデータのスイッチがオフとなってしまうので一瞬DSSS(片方だけ待ち受け)かと焦りましたが・・・僕の環境では問題なく両方使えました。
(4Gの方をネット用に、3Gを通話用に・・・ということ)
また、僕は試せませんでしたが、VoLTE対応みたいな項目もあったので、4Gネットワークが対応している地域のキャリアであれば使えると言って差し支えないのかな・・・と思います。
[参考]SIMフリースマホ用、LTEと3Gの周波数帯の早見表。
日本語には不自由な部分も
概ねいい感じの端末なんですが、一点気になるポイントは「日本語が不自由な部分もある」ということ。
カスタムUI系のスマホだと結構これが多くて「むむ・・・??」となりますね。
ただまぁ、クリティカルな問題というわけではなく、たとえば「カメラ」が「メラ」になっていたりと、ちょっと吹き出す感じの不自由さなので・・・中華スマホを楽しむという意味では許せる範囲かと思いますw
おわりに
というわけで、借りてみて案の定「良かった!」と言える端末だったNubia Z17 Liteでした。
お金に余裕がある方ならLiteじゃないほうでも良さそうですが・・・カスタムUIに気になる部分がないわけではないので、$200台でいい感じのスマホを探している方にはおススメかなーといった感じです。
[参考]Nubia Z17 Lite Global Version AMAZING PRICE - Geekbuying