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UMIDIGI S2 Proの開封レビュー!気になっていたAndroidの顔認証も試してみました!

2018/02/06

昨年の終わりごろにちょっと紹介して気になっていたUMIDIGIのS2 Proが届きました。

[参考]UMIDIGI christmas special activitiesセール - Gearbest

早速開封して使ってみたので、レビューしたいと思います。
全体的な感想としては、「やや癖が強い」といった感じです。

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UMIDIGI S2 Proの開封と外観レビュー

UMIDIGI S2 Proは昨秋あたりに登場したUMIDIGI S2の強化版です。

[参考]UMIDIGI S2 ProはFace ID搭載の廉価Android端末!?S2とのスペック比較も。

SoCがHelio P20からP25に、メモリーが4GBから6GBに、ストレージが64GBから128GBにアップグレードされています。
そして目玉機能として注目の顔認証がついた端末です。

箱は無駄に豪華でしたw
・・・が、中身は基本的に他の端末と同じです。

前後に保護シールが貼った状態で入っていたS2 Pro本体と、

EUプラグのチャージャー、Type-CケーブルとType-Cのオーディオ変換ケーブル、そしてマニュアルですね。
マニュアルに日本語はなく、また使っていても日本語が怪しい部分が多々あったので・・・あまり日本向けを意識していない端末なのかもしれません。

本体にはもともとカバーが付属しており、これがなかなかゴツイ感じです。

ボディサイドのスリープボタンなどもこんな感じです。
これがですね・・・とても押しづらいというか・・・硬いです。

なので、スリープのダブルクリックでカメラを起動するとかがケースありきの状態だとちょっとストレスを感じますね。

背面はメタリックレッド。
※写真だと安っぽいオレンジに見えるかもしれませんが、実際はもっとメタル感があっていい感じです。

SIMスロット硬すぎ問題

ボリュームやスリープボタンがあるのとは逆の側面にはSIMスロットがあります。
付属のニードルを脇の穴に差し込んで開けるんですが・・・初回がめちゃくちゃ硬くて開きませんでした。

個体差なのかはわかりませんが、気を付けないとニードルが曲がるほどです。

※ただ、一回開いちゃえば二度目からはスムーズでしたが・・・。

SIMを乗せて戻してもこんな感じ。
もしかしたらうまくハマらない角度とかがあるのかも。

いちおうDSDS対応です。
4G + 3Gで同時待ち受けできました。

Type-Cなのに向きがある!?

UMIDIGI S2 ProはUSB Type-Cが採用されています。
Type-Cはスマホなどの端末向けに作られた前後の向きがない端子ですね。

さっそく向きを気にせずに挿して使おうと思ったら・・・認識してくれませんでしたw

厳密にはケースが干渉して奥まで挿さってなかっただけっぽいですが。

でもなぜかこっちの向きだとしっかり入ったんですよねえ・・・。
もしケースを付けた状態でうまく行かなかった人は向きを変えてみるといいかもですw

Antutuスコアは65000点程度

端末スペックを調べるために、Antutuを入れてみました。

初回起動時には61032という数値を叩き出し「Helio P25ってこんなもんだっけ・・・」と思いましたが・・・どうやらこんなもんみたいです。
その後数回試してみましたが、67000点ぐらいが最大で、あとは65000点前後が何度か出た感じ。

実際に動かしている感じだと、当然「動作が重い」と感じるシーンはありません。
たまに新しいアプリを起動するときにもたつく感じもありますが、ほとんど気にならないです。

CPUはMT6757CDとなっていたので紛れもなくHelio P25でした。
クロック数は2.3GHzぐらいなのかな・・・?

RAMは5780MB、ストレージは108.94GBとのこと。

マルチタッチは5点でした。

3Dマークもやってみた

ついでだったので3D Markでのベンチスコアも測定してみました。

結果は609点とのこと。

参考までに書いておくと、OnePlus 5が2800点ぐらい。
Elephone S8が1080点だったので・・・やや低めです。

注目の顔認証は、まあまあ面白い

僕がこの端末に期待していたのは、公式にて「FACE ID」と堂々と言っちゃってる顔認証システムです。

設定の「セキュリティ」から「Face Unlock」を選択することで設定することができます。

上の左のような画面が出るので、CONTINUEへ進むと写真撮影がスタート。

テキトーに写真を撮影したらFINISHでOKです。

僕はこうした顔認証のシステムって初めて使ったんですが、そこそこ精度が高そうだったので、テキトーに撮影しても大丈夫だと思ってますw
※ちょっと表情を変えるぐらいなら認識してくれます。変顔が過ぎるとNGでした。

撮影後に「Face Unlock」のON/OFFで顔認証を有効にするかどうかを設定。
その下の「Stay in lockscreen after unlocked」のON/OFFで、顔認証でロック解除後にロック画面のままにするのかホーム画面に遷移するのかを選択します。

個人的には顔認証でロック解除されているのにロック画面のままで、スワイプして開かなければならないのはとても手間でした。
なので、どうせなら顔認証が出来た瞬間にホーム画面になる方にするのがオススメです。

ちなみに顔認証用の写真は一枚しか登録できず、やり直す際には「Clear face data」から前の顔写真を消す必要があります。

追記:覗き込んだ子供の写真をパチリ

ある日、端末を起動したらこのような警告が表示されました。

どうやら顔認証していない人が起動しようとした際に写真を撮影して保存しておく機能がついてるんですね・・・!面白い。

ニッコニコの子供が撮影されていましたw

UMI OSはいろいろできそうだけどクセが強そう

UMIDIGI S2 Proに搭載されているOSはAndroid 7.0で、カスタムUIの「UMI OS ver2.0」が載っています。
上の画像の左側がデフォルトのホーム画面です。

一応テーマを変更できるアプリが最初から入っているので、ちょっとした着せ替えも楽しめます。

ドロワーのようなものがないので、とりあえずインストールしたアプリは全部ホーム上に並ぶ感じですね。
ホームのスクロールは横にループでした。

まぁ、そのあたりは馴染みのランチャーなどでどうにでもカスタムしていけるので特に問題はありません。

画面上部から下にスワイプすると設定系のショートカットが下りてくるのはAndroid 7.0のまま。
ただ、そのデザインは微妙に違ってます。

日本語不自由問題

ホーム画面の空いている部分を長押しするとホームに関連したメニューも表示されます。
特に「デスクトップ設定」でホームの挙動などをある程度設定できるのはちょっとだけ便利です。

・・・それよりも「壁外を選択」という項目に気づきましたでしょうか・・・。

これ、何かっていうと、「ホームの背景画像を変更する」という意味なんですよ。
なぜこんな日本語になってしまっているのか・・・こういった感じの怪しい日本語がところどころにあって、微妙に使いづらくなっています。

※ホーム画面にある「携帯端末」というアプリは「電話」ですし、「ボイスレコーダー」は「録音中」という名前だったりw

まぁ、このあたりも慣れなのでそこまで致命的な問題ではないですけどね。

ただ・・・

これとかは「なるほどわからん」って感じで困っちゃいました。

言わんとしていることはなんとなくわかります。
バックグラウンドアプリを制限すれば電池が長持ちするよ・・・ってことだと思うんですね。

「リマインダーを表示しない」は、「次からはこの警告を表示しない」ってこと。

問題は「保護する」と「制限を設ける」をどっちにしたらいいのか・・・瞬時には理解できませんでした。
※おそらく「保護する」だとバックグラウンド時にもネットワークや位置情報機能を使い、省電力にならない・・・ってことかと。

デフォアプリがたくさん

僕個人的な感覚ですが、スマホってあくまで性能で勝負して欲しいので、なるべくシンプルな状態で出荷して欲しいんですよ。

UMIDIGI S2 Proはデフォルトでウィルスチェックアプリとか、独自のストアアプリとか、そういったものがたくさん入っていました。
特に動作を遅くさせるとかの影響はないと思うんですが、やっぱり邪魔だなーと思ってしまうんですよね。

ただ、デフォルトアプリの中には消せないものもあるので、そのあたりは付き合っていくしかない感じ。

価格を抑えるためにはスポンサーが必要ですし、もしかしたらそういった関係のアプリなのかもしれません。

追記:TouchPalなんて入れたっけ・・・?

ある日気づいたらTouchPal 2018なるアプリが勝手に追加されていました。

たしかこれ、なんか広告が勝手に表示されるとかで問題になったサードパーティのキーボードアプリだったと思います。
アンインストールを試みたのですが、「システムアプリはアンインストールできません」とのことで消せませんでした。
※フリーズ済み~にも入れられず。

TouchPal自体はサクサクですし、キーボードの着せ替えもできますし悪くないんですが、勝手に入れられるのはなんだか気持ち悪いですね・・・。

消せないものの、設定→言語と入力→仮想キーボードから使わないようにすることはできます。

さらに追記:ロック画面に勝手に広告が・・・?

先日ワイヤレスアップデートがかかり、再起動するとさらに新しいアプリが入ってました・・・。

あれれー?こんなの入れたっけ。

これはTouchPalと違って普通にアンインストールできたものの、やっぱりすごーく気持ち悪い。

そして、ロック画面にいつの間にか広告が表示されるようになっていました。

こんな感じです。
誰が端末ロックするタイミングで広告クリックすんねん・・・って誰もがツッコミたくなる仕様ですね。

こんなの誤クリックしか稼げないんじゃないだろうか。。。

しかもこれ、顔認証の前に割り込んでくるロックスクリーンとなっていて、「スタンバイボタン押下」→「顔認証」という2ステップから「スタンバイボタン押下」→「広告ロックスクリーンをスライドして解除」→「顔認証」という3ステップになるという・・・迷惑以外の何物でもない機能です。

左上にある3つボタンから「DISABLE LOCKER」を選択し、TURN OFFを選択することで消すことができますが・・・ある意味アドウェアなんじゃないのこれ・・・って感じがしています。

安く販売されている端末に広告が必要なのは承知していますが、あんまりやり過ぎるとユーザーの評判を落としかねないんじゃないかなと心配になりました。

設定項目もまあまあ多め?

その他設定項目もそこそこ多い印象です。
ちょっと全部は紹介できないぐらい。

ただ・・・使える設定なのかどうかというと疑問が残る部分もありますね。

僕個人としては、とりあえず画面下部のナビゲーションバーの並びが気になったのでそこだけ設定しなおしています。

設定→ディスプレイから「Virtual key Styles」を選択。
ここで並び順を「戻る ホーム 履歴」とするのか「履歴 ホーム 戻る」とするのか、そしてそれを普段は隠しておくのか、それとも表示しておくのかの4種類から選べるようになっています。

僕は「普段は隠しておく」状態で、「戻る ホーム 履歴」の順にしました。

画面のきれいさと、カメラ性能について

UMIDIGI S2 Proの画面は一応2Kです。
2K端末をいくつか見てきたので、結構この綺麗さには慣れてしまってますが、それでもなかなか発色がいい感じがありました。

この写真だと上がOnePlus 5で下がUMIDIGI S2 Proです。

こっちがOnePlus 5で、

こっちがUMIDIGI S2 Pro。

明るさが違うのは環境光のセンサーのせいで、この撮影時は肉眼で見てもS2 Proの方が明るく発色していました。
※その分電池の消耗も早そう。

※追記:しばらく使って感じたことなのですが、電池の消耗は他の端末に比べて早い印象があります。
もしかしたら環境光センサーの精度が良すぎるのかもしれないので・・・画面の明るさをオートにしない方がいいかもしれません。

ソニーIMX258?

リアカメラのイメージセンサーはSONY製のIMX258が採用されているそうです。
Gearbestの紹介ページではその項目が見事に消されていましたが、公式サイトではまだしっかりと掲載されているので・・・IMX258なんでしょう。

[参考]UMIDIGI S2 Pro - Overview - UMIDIGI Smartphone

ただ、Aida64とかを使ってみてもソニー製であることは検出されませんでした。
なのでもしかしたら違うのかもですね・・・?

公式で謳っておきながら違うなんてことがあるのかなぁ。

実際に撮影した画像はこんな感じです。

同じ構図でOnePlus 5で撮影したのがこちら。
どちらも撮影した写真を縮小しただけで加工はしていません。
撮影場所は日陰のちょっとくらいところです。

こうしてみるとなかなか頑張ってますね。
ただ、さすがに拡大すると若干粗さが目立ちました。

これがS2 Proで撮影した写真を100%に拡大したもの。

こちらがOnePlus 5の100%。

もう一つ比較写真を撮ってみました。

こっちがS2 Pro。

こっちがOnePlus 5です。

やっぱり結構頑張ってますw
屋外晴天時はなかなかいい感じかもしれません。

ただ、屋内になると若干色味が気になりました。

たとえばこれ。
昨日の夕飯のハンバーグを撮影したんですが・・・やや青みがかっているのか、あまり美味しそうに見えませんね。

我が家で一番カラフルな場所を探して見つけた本棚の一角。
コントラストが低いというか・・・鮮やかさに欠ける印象です。

特に近接に向かないというわけではなかったので、暗いところでの撮影が得意ではないのかなーといった感じ。

ぼかしは微妙

カメラはモードとして美肌撮影やぼかしがありました。
美肌モードは個人的には使い道がないので、セルフィーして遊ぶぐらいなんですが・・・デュアルレンズをいかした「ボケ撮影」はかなり期待していたんです。

・・・が、これ、いまいちでしたね・・・。
最新のiPhoneや、僕が普段使っているOnePlus 5に搭載されているような機能ではなく、よくあるブラー的なぼかし機能ですこれ。

要するに、フォーカスを合わせたところを中心に、その周りを円で囲んだようにピントが合って、円の外側がボケる的な感じ。

一眼レフを使った時のような効果を期待するとガッカリします。

ただ、ぼかしモードにもいろいろと設定項目があるので・・・うまく設定してやればどうにかなるのかも。
もうちょっと触ってみてうまくできそうだったら追記します。

ちなみに、カメラの起動速度は「普通」ぐらいでした。

デレステはサックサク!

Antutuと共に、僕が端末を入手して最初にやるのがデレステですw
今回も3D標準がデフォルトになっていました。

おすすめされた通り3D標準でプレイしましたが、サックサクです。
それだけでなく、ちょっと画面インチ数が大きいので、OnePlus 5でやるよりも快適でした。

僕の中ではこの6インチというのが一番やりやすいのかもしれません。

3Dリッチもめちゃくちゃ綺麗でヌルヌルでした。

・・・っていうか、今まで僕はテストをするときに3Dリッチを選択してプレイしていましたが・・・これ、MVモードの時に選択すればよかったんですね・・・。

デレステと同じようなゲームの乃木フェスも問題なく動きました。

追記:2度目の起動時に「通信中...」が終わらない

僕だけの固有症状かもしれませんが、デレステを2度目以降に起動する際、高確率で「通信中...」という表記のまま動かなくなるという現象が起きています。

この状態になってしまうとアプリ上のどこをタップしても何も反応してくれません。

端末の履歴ボタンから一旦バックグラウンドアプリにあるデレステを消して再起動・・・等試しましたが、僕の環境においては頻発しています。

一度だけ、UMIDIGIのAPP STORE(GoogleのPlay Storeではない)からなぜかデレステがアップデート出来たので適用したところ動くようになったのですが・・・その後にはまた同じ症状になってしまってます。

端末からデレステを削除し、再度インストールしても同じ。
一度目は動くものの、2度目以降はこの現象が起きてしまいます。

UMI OSとアプリサーバーの通信に障害があるんですかねえ・・・?
それか何かしらのダイアログが本当は表示されているのに隠れちゃってるとか・・・?

→このあと、端末のワイヤレスアップデートおよびデレステ新バージョン移行後には普通に動くようになってます。
・・・なんだったんだろう。

おわりに

というわけで、UMIDIGI S2 Proのレビューでした。

もっともっといろいろ書くことはありそうなんですが、とりあえずファーストインプレッションってことでこんな感じです。
UMIDIGIというメーカーについてはよく知らなかったんですが、価格を考えると結構頑張ってるなーといった印象。

ただやっぱり日本語が変な部分があったり、消せないアプリがあったりとやや癖が強い感じは否めません。
そういった点を我慢できる方にはオススメですかね~。

UMIDIGI S2 Proは現在セールが行われていますので、気になる方はこちらから。
[参考]UMIDIGI christmas special activitiesセール - Gearbest

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