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タブレット・スマホの選び方、買い方

$200未満の中華スマホはもう信用しないと僕が誓った理由

このブログでも安価なスマホをいくつか紹介してきました。
中には$100を切っていながらもそこそこ使えるアイテムなんかがあったりして、僕も良かれと思ってオススメをしていました。

が、いくつものスマホを実際に使っているうちに、やっぱり安価な中華スマホは使うべきではない・・・というか、信用すべきではないという結論に至りました。

これから中華スマホに手を出そうという方は、どうか出来るだけ信用できるものを購入するようにして欲しいです。
また、スマホ初心者であれば安価な中華スマホには手を出さない、またはそれ相応のリスクがあることを理解する・・・ということを今後はオススメしていこうと思っています。

そう思うに至った経緯を書いておきます。

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なぜ僕は安価な中華スマホを信用しないことにしたのか

近年の中国のスマホ・タブレット業界の躍進には目を見張るものがあります。
価格だけでなく、性能やユーザーのニーズを柔軟に汲み取っているあたりなど・・・「日本のスマホが勝てないわけだ」と思わせられますよね。

いち早くベゼルレス、デュアルレンズ、顔認証などを取り込んでいながらも、$200未満で買えるアイテムなんてのがザラ。
そりゃ魅力的に見えるわけですよ。

特にスマホに対して「安価で性能が良い=コスパ良し」を求めている方にしてみたら、これ以上のアイテムはないでしょう。

ではなぜそんな中華スマホたちを僕は信用しないことにしたのでしょうか。

安価な中華スマホはウソばっかり

まず僕が、これから安価な中華スマホを買おうと思っている方に知っておいて欲しいのは・・・公表されているスペックがウソばかりであるという点です。

それが第三者である個人ブログやGEARBESTなどの販売サイトならまだわかりますが、その情報源となっている公式サイトですら平気でウソの情報を載せています。

たとえば内部スペック。
同じ型番の低電圧モデルが存在するSoCだった場合、低電圧版だったとしても「通常版」として掲載されていたり。

重さを偽装(実際よりも軽く表示)したり、そこそこのベゼルがあるのに「ベゼルレス」として画像処理して表示していたり。
デュアルレンズを偽装しているスマホ(本当はシングルレンズでダミーカメラ搭載)なんていうものもありました。

もちろんメーカー側が商品を”盛る”というのは中華スマホに限った話ではないかもしれませんが、彼らはその魅せ方が非常に上手なので・・・実際に手にした時のガッカリ感がハンパなかったりするのです。

僕はまだ出会っていませんが、防塵防水・ゴリラガラスなどの耐久性がウソという可能性もありますよね。

マルウェア・ウィルスあたりまえ

僕が安価な中華スマホを信用しないと思った最大の理由はこれでした。
特に$100付近のアイテムの場合、高確率でウィルスやマルウェアが仕込まれています。

これらの不正プログラムが裏で何をやっているのかはわかりませんが、AlibabaやTao Bao、Amazon AWSなんかに頻繁にアクセスしており、たまに勝手にアプリをダウンロードされてたりします。
もしかしたら個人情報やクレジットカードの内容なんかが勝手に中国に送られているのかもしれませんね。

また、そういったことが何も起きなくとも、頻繁にアクセスを繰り返すせいで尋常じゃないほどに電池の残容量が減っていきます。
スタンバイで10日ぐらいは持つと言われているようなスマホが2日程度しかもたなかった・・・なんてことも。

しかもそういった不正プログラムはシステムの根幹に根付いており、安易に消すことができなかったりします。

サポートはほとんどない

こういった問題点をメーカーサポートに挙げても、基本的に改善されません。
要するにメーカーはそれを理解していながらも対応しない=良しとしているわけです。

日本の企業だったらまず考えられないですよね。信用第一だと思うので。

同様にOSバージョンなどのアップデートも基本的にはないと思っていいでしょう。

普通に考えたらわかること

で、まぁこんなの普通に考えたらわかることなんですよね。

$100のスマホなんてありえないほどに安いわけですし。
そこにデュアルレンズとか、搭載できるわけがないじゃないですか。

しかもそれでサポートなんて充実させられるはずもなく。
というか不正なプログラムを入れることで何らかの利益を得なければやっていけない・・・ってわけですよ。

もし、「100円でステーキ食べ放題」みたいなお店があったとしたら、僕らは「いったいどんな肉使ってんだよ・・・」って疑うのが普通です。
でもなぜか安価な中華スマホにはそのフィルターが効かなくなっちゃってたんですね・・・。

なのでまぁ、安いものには裏があるというのを改めて実感した次第です。

おわりに

誤解しないで欲しいのは、中華スマホ全般が悪いと言っているわけではないということです。

現に僕が使っているOnePlus 5なんかは本当に全然悪いところがないぐらいですし。
未だにカスタムUIのアップデート(バグフィックス)なんかが入るぐらいサポートもしっかりしてます。

問題は極端に安いのに魅力的に見えてしまうアイテムたちですね。
これから使ってみようという方はこうした事実も踏まえたうえで判断して欲しいところです。

ちなみに僕がこう思うキッカケになったスマホはBLUBOOというメーカーのS1というスマホでした。
当時$79とかで販売されていたもので、そこそこのスペックを誇っていた良アイテム・・・といった印象だったのですが、ある時期を境に広告が全面表示されるようになったり、身に覚えのないアプリがインストールされていたり・・・といったところから疑い始めたのです。

結果、端末にはマルウェアが仕込まれており、デュアルレンズもダミーだったことが判明。
だまされたことにひどく落胆したものです。

ショップを通じてメーカーにコンタクトを取ってもらいましたが、特に改善されることもありませんでした。

「世の中にはこういうものもある」という勉強のために導入するのであれば面白いかもしれませんが、「安くて性能がいいから使ってみよう」という気持ちでは手を出さないことをオススメします。

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