OndaのOBook 20 PlusとV80 Plusで迷ったのでスペック比較。結局OBookをオーダーしました。
2018/02/06
常日頃からWindowsタブレットが欲しいと思っていましたが、どれにすればいいか決めかねていました。
そんな折にGearBestでOndaのV80 Plusという8インチタブレットが$80を切る特価で発売されていたのを発見。
かなり「欲しい!!」と心が揺れうごきました。
やばいです。
PayPalで$1が105円になったとしても8,399円です。
僕が子供の頃はこのタブレットよりも数十倍低スペックなパソコンに大人たちが数十万円払っていたわけですよ。
今やWindowsが8,000円そこそこで買えてしまう時代なんですね・・・びっくりしました。
しかもCube iWorkやChuwiと並んで有名な中華タブのメーカーOndaです。
100%満足することはなくても、そこそこ楽しめるタブが1万円切るというのはすごいです。
ただ、そこでもう1つ気になる機種がありました。
それは同じOndaのOBook 20 Plusというもの。
値段は実に倍以上となっていますが、スペックは倍以上とはなっていなさそう。
でも画面サイズが10.1インチと広く、メモリも4GB積んでいるモデルです。
どちらも送料無料。
うーん悩む。
悩んだ挙句OBookをオーダーしてしまいました。
深夜のテンションだったから、というのもあります。
そこでOnda V80 PlusとOBook 20 Plusのスペック比較をしてみたいと思います。
Contents
?V80 PlusとOBook 20 Plusのスペック比較
この2つはもともとスペック比較をするような類似機種ではありませんが、ただ単に僕がどちらを買うかで悩んだという理由から比較させて頂きました。
価格が違うんだからそもそもスペックに差が出るのは当然と言えますね。
スペック比較一覧がこちらです。
V80 Plus | OBook 20 Plus | |
---|---|---|
CPU | Intel x5-Z8300 64bit クアッドコア 1.44GHz |
Intel x5-Z8300 64bit クアッドコア 1.44GHz |
GPU | Intel HD Graphic(Gen8) | Intel HD Graphic(Gen8) |
OS | デュアル(Windows 10 / Android 5.1) | デュアル(Windows 10 / Android 5.1) |
RAM | 2GB DDR3L | 4GB LPDDR3 |
ROM | 32GB eMMC | 64GB eMMC |
画面 | 8インチIPS | 10.1インチIPS |
解像度 | 1920 x 1200 | 1920 x 1200 |
カメラ | 前面200万画素 / 背面200万画素 | 前面200万画素 |
MicroSDカード | 128GBまで対応 | 256GBまで対応 |
ネットワーク | 802.11b/g/n / Bluetooth 4.0 | Wi-Fi / Bluetooth 4.0 |
サイズ | 20.5 x 12.3 x 0.85 cm | 25.3 x 16.8 x 0.8 cm |
重さ | 325g | 580g |
端子 | Micro USB / Micro HDMI | Micro USB / Micro HDMI / DCジャック |
付属品 | USBケーブル | OTGケーブル、USBケーブル、充電器 |
それぞれ見ていきます。
CPU / GPU
処理の速度の大部分を担うCPU / GPUに関してはどちらも同じIntelのCherry Trail世代のAtomが使われています。
特に廉価なZ8300なので、そこまでの処理能力は見込めないとは思います。
同じCPU / GPUなので画面が大きい方が処理に時間がかかりそうな気がしますが、どちらも同じ解像度ですし、そこまで変わらなさそうな気もします。
最大12コアと謳われている第8世代のHD Graphicsがどれだけ活躍してくれるのかが気になるところ。
OS
どちらもデュアルでWindows 10 HomeとAndroid 5.1。
中華タブの場合、デュアルOSが標準となっている印象ですね。
できればAndroidじゃなくてRemix OSを触ってみたかったんですが、デュアルOSの場合Androidが重宝するという話も聞いているので、Windowsが使い物にならなかった時にはAndroidタブとして活躍してもらおうと思います。
※追記:OBookはRemixだったようです。
RAM(メインメモリー)
V80 Plusが標準的な8インチタブのスペックにならって2GBなのに対し、OBook 20 Plusは4GB装備しています。
正直、タブレットで動作させる作業に4GBも必要なのか?という疑問もありますが、以前にショップで見たASUSのT101HAというタブレットが何も動作していない状態で70%近くのメモリを使用していたのを見てからは、大いに越したことはないのかなと思うようにもなりました。
ただこのあたりは何とも言えない部分なので、実際に自分でWindowsタブレットを触ってみて実感するしかないですね・・・。
ちなみに僕が今メインで使っているパソコンのメモリーも4GBで、基本100%になることはありません。・・・要らなかったかな。
V80がDDR3Lなのに対し、OBook 20 PlusはLPDDR3です。
DDR3Lの方が若干転送におけるスペックが高いという記事を見つけましたが、容量の不足を補うほどなのかはわかりません。
ROM(ストレージ)
V80 Plusが32GBの容量なのに対し、OBook 20 Plusはその倍となっています。
デュアルOSである点を考えても32GBのストレージの場合、Windows Updateすらままならないという懸念点があるため、「普通に使う」ためにも64GBの方がいいのではないかと思いました。
ただどちらもMicro SDスロットを搭載しているので、WindowsのCドラにマウントできないにせよ上手く空き容量を作る方法はありそうです。(マウントできないのかどうかはわかりませんが・・・)
どちらもeMMCなので、転送速度には期待できません。
画面 / 解像度
V80 Plusが8インチ、OBook 20 Plusが10.1インチです。
8インチでもある程度の作業は問題ありませんが、やっぱり10インチを超えてくるとラップトップPCの代わりとしての用途が見えてきます。
どちらもISP液晶で10点タッチまで認識。
解像度は1920 x 1200と綺麗めです。
iPad Pro 9.7インチが2,048 x 1,536なのを考えると、解像度的にはいい勝負なのかも。
カメラ
V80 Plusが全面背面に搭載しているのに対し、OBook 20 Plusは前面のみ。
どのカメラも2メガピクセルの画素数です。
タブレットであることを考えれば背面カメラなんて要らないって感じでしょうか。
正直僕は使わないのでどちらでもいい(というか前面もとっちゃっていい)感じです。
Micro SDカード
どちらもMicro SDカードスロットは搭載されています。
V80 Plusが128GBまで対応、OBook 20 Plusは256GBまで対応とされています。
ただ128GBまでと言っておきながら実際はもっといける!みたいなのも存在しているのでなんとも言えない部分です。
ネットワーク
どちらもBluetooth 4.0に対応しています。
また、どちらもWi-Fi対応なのですが、その規格がV80 Plusの方にしか記載がありませんでした。
V80 PlusのWi-Fiは802.11b/g/nなのでBluetoothに干渉すると言われている2.4GHz帯のみ。→修正:802.11nは2.4GHzと5GHzの兼用ができる規格でした。
また大規模の転送に適していない規格となっています。
[参考]ネットワーク規格IEEE 802.11ac/n/g/bについて。伝送速度と周波数帯だけまとめ
OBook 20 Plusの方が802.11acなどに対応しているかは不明。
サイズ
中華タブは公称サイズを信じてはいけないそうです。
あくまで公開されているサイズではOBookの方が画面サイズが大きいのに対し厚みは薄く、洗練されたデザインになっていそうなことがうかがえます。
重さ
中華タブは公称重量も信用してはダメだそうです。
V80 Plusは360gとも380gとも書かれていますが、この20gぐらいの誤差はあるよってことなのかもしれないですね。
OBookの方は580gなので、iPad Pro 9.7インチ以上、iPad Pro 12.9インチ未満といったところです。
端子 / 付属品
どちらもMicro USBとMicro HDMI端子を備えています。
Micro USBは通常タブレットでは充電に使われますが、OBook 20 PlusはOTGケーブルが付属していることからもMicro USBはOTG用と考えていいのかもしれません。
またOBook 20 Plusには充電器とDCジャックがついているので充電はこちらから行うのかもしれませんね。
V80 PlusはOTGが出来ないと考えてよさそうです。
また、Micro HDMIからテレビなどへの出力も容易そうなので、
もし液晶が小さくて作業がしづらければモニターに繋ぐことで小さなPCの代わりになるかもしれません。
OBook 20 Plusを選んだ理由
さて、これだけのスペックを比べたうえで、V80 Plusは$79.99、OBookは$172.92です。(いずれも記事執筆時点の価格)
このスペック差が$92.93の価値を持つかどうかは人それぞれだと思います。
OBook 20 Plusをオーダーした時の為替が$1=101?102円で、PayPalを使った決済で$1=105円程度でした。
つまり$92.93なら9,700円強の差がでることになり、OBook 20 Plusを1台購入する金額でV80 Plusが2台買えてしまうということに・・・。
それでも僕がOBook 20 Plusを選んだのは、画面サイズとメインメモリー、ストレージの3点に尽きます。
10.1インチはやっぱり魅力
普段iPad Air 2とFireタブレットを使っていますが、やっぱり9.7インチと7インチの画面は見えやすさが全然違います。
つまり10.1インチと8インチもある程度は差がでるなと思いました。
このタブレットを使って何をするのかにもよりますが、僕がやりたいブログの記事更新や画像編集などであれば画面が広いに越したことはありません。
ブラウジングや漫画のアプリを立ち上げるのも同様です。
メモリーとストレージは保険
メインメモリーが4GBなのも選ぶ理由の1つとなりましたが、前述のとおり果たして本当に必要なのかは微妙なところ。
またストレージもMicro SDカードで補えるのであれば、別途Micro SDカードを購入した方が良いのではないかとも思えます。
さすがに128GBのMicro SDカードはGearBestでも$40前後はしていますが、OBook 20 Plusとの差を埋めるための32GBであればかなり格安に購入できます。
ただ、このあたりって実際に触ってみないとわからないと思ったので、保険として「大きいに越したことはない」という結論になりました。
ノートブックスタイルがカッコよかった
もう一つ理由を挙げるとしたら、OBook 20 Plusにキーボードを取り付けたノートブックスタイルがMacbookみたいでカッコよかったというのもありますw
ただこれも実際の質感はわかりませんし、そもそもキーボードは別売りですし、なんともいえないところではありますが。
商品ページにてキーボードも一緒に買うと安くなるセット販売をされていたので、迷わずこれで購入しました。
・・・が、購入してから気づいたんですが、これ「OBook 10用のキーボード」って書いてますね・・・
果たして20 Plusにも対応しているのかどうか・・・怖くて調べられません・・・。
届いてみて、対応していなかったら笑って泣いてしようと思います・・・。
SIMが挿せるヤツにすればよかったと後悔
また、これも購入してから気づきましたが、どちらもSIMに対応していない機種です。
いわゆるWi-Fiモデルというもの。
僕が持っているタブレットはすべてWi-Fiモデルなので、SIM対応のものにすればよかったなと後悔しています。
ただSIM対応のタブだともう少しスペックが落ちて価格が上がりそうなイメージなので、そのあたりとどう折り合いをつけるか、ですね。
おわりに
昨夜(10/3深夜)にオーダーして、今のところ何のアクションもありません。
配送はDHLを指定したので、発送さえしてくれれば早く届く予定です。
届き次第、オープニングリポートをしたいと思います。
Onda oBook 20 Plus - Gearbest