Elephone U Proの実機開封レビュー!Antutu 14万点台な高品質ミドル価格端末!
この度、GearbestよりElephoneの最新作であるUシリーズを借りることができました!
[参考]Elephone U 4G Phablet - Gearbest
クアルコムのスナップドラゴン660を搭載したProと、MediatekのHelio P23を搭載した無印で展開されているシリーズで、美味しいところをしっかり押さえた端末といった感じです。
今回実機に触ってみることでいろいろと見えた部分がありますので、レビューしていきたいと思います。
Contents
Elephone Uシリーズのスペック比較
レビューの前にElephone Uシリーズのスペックをおさらいしておきましょう。
Elephone U Pro | Elephone U | |
---|---|---|
CPU | Snapdragon 660 (SDM660) オクタコア2.2GHz |
Helio P23 (MTK6763T) オクタコア2.0GHz |
メモリー | 6GB / 4GB | 6GB / 4GB |
ストレージ | 128GB / 64GB | 128GB / 64GB |
Micro SD | 1TBまで対応 ※SIMスロットと兼用 |
1TBまで対応 ※SIMスロットと兼用 |
OS | Android 8.0 | Android 7.1 |
画面 | 5.99インチ AMOLED Corning Gorilla Glass 5 2160 x 1080ピクセル |
5.99インチ AMOLED Corning Corilla Glass 5 2160 x 1080ピクセル |
バッテリー | 3550mAh ワイヤレスチャージ |
3620mAh |
ネットワーク | GSM: B2, B3, B5, B8 WCDMA: B1, B8 CDMA: BC0 LTE: B1, B3, B7, B20, B34, B38, B39 B40, B41 Wi-Fi: 802.11a/b/g/n Bluetooth 5.0 |
GSM: B2, B3, B5, B8 WCDMA: B1, B8 CDMA: BC0 LTE: B1, B3, B5, B7, B20, B34, B38, B39 B40, B41 Wi-Fi:802.11a/b/g/n/ac Bluetooth 4.0 |
カメラ | 13MP + 13MP / 8MP | 13MP + 13MP / 8MP |
外部端子 | デュアルnano SIMスロット USB Type-C |
デュアルnano SIMスロット USB Type-C |
その他 | 指紋認証 顔認証 |
指紋認証 顔認証 |
サイズ | 15.4 x 7.25 x 0.84cm | 15.4 x 7.25 x 0.84cm |
重さ | 166g | 160g |
価格 | 43,148円 | 36,893円 |
※価格はいずれも記事執筆時点でのGearbestにおける6GB + 128GBモデルのもの。
※スペック情報は公式サイト準拠
いずれも”悪くない”内容で、現在はフラッシュセールが行われているために少しだけ安価に買えるようになっています。
買うなら今しかねえ・・・。
今回借りることができたのは左側の「Pro」の方です。
開封&外観レビュー
では早速開封していきましょう~。
箱を開けると一層目に本体が、二層目にアクセサリー類が入っていました。
黒い紙製の箱で、ちょっとだけ高級感があります。
付属のアクセサリーはシリコンケースと簡易マニュアル、SIMピンに画面保護シート、USB Type-CケーブルとType-C to オーディオケーブル、EUコネクターのACアダプターでした。
ちなみに画面保護シートはGearbestでのキャンペーン品らしく、在庫がなくなり次第付属しなくなるそうです。
その代わり、PDA工房さんというところで同等のシートが販売されているとのこと。
もし購入端末に保護シートが付属されていなかった場合はこちらを利用するといいかもしれません。
ただし、PDA工房製のものは画面両端のエッジ部分にまでは対応していないそうなので注意。
洗練された外観
実機の外観はこんな感じです。
我が家の撮影ブースの証明のせいでゼブラ柄になっちゃってますが、実際にはピッカピカのクロームメッキ風です。
あれですね、Elephone S8の質感にそっくりです。
写真ではわかりにくいですが・・・実際にはS8の方が深い青っぽくて・・・全く同じではないですね。
背面にはデュアルレンズとフラッシュ、そしてレンズ下部分には指紋認証センサーが備えられていました。
指紋認証は位置的に悪くないんですけど・・・レンズとひとまとめになってるので、なんとなく指紋認証したつもりがレンズを触ってた・・・なんてことが起きそうですw
※僕は後述する顔認証と声認証だけ使ってました。
外側の操作系は端末の右側面に集中しています。
ボリュームもスタンバイスイッチも右側であることの使いやすさは人によりそうですね。
僕の場合普段使ってる端末のボリュームボタンが左側面なので、やや使いづらかったです。
また端末上部にマイクとSIMスロット(兼SDカードスロット)が搭載されていました。
端末下端にはUSB Type-Cのコネクターとスピーカーが備わっています。
実際に端末を握ってみた感想は・・・「かなり持ちやすい!!」といったものでした。
5.99インチの縦長端末(18:9)っていいんだな~って感じです。
なんだろう、薄さ(0.84センチ)もちょうどいいのかな。
とにかく持ちやすい端末という印象が強かったです。
難点だったのは背面の素材が滑りやすいこと。
ちょっとでも斜めのところに置いておくと、摩擦が全然ないのかスルスル~っと滑っていってしまいました。
今まで使っていた端末のつもりで卓上のノートの上なんかに置いたら、気づいたら床に落ちていた・・・なんてことがあるかもしれません。
起動~ソフトウェア的なレビュー
起動した最初のホーム画面はこんな感じです。
ストック状態のAndroid 8.0というのがウリだったと思いますが・・・ちょっと独自のアイコンが使われているのがわかるかと思います。
また、画面下部のナビゲーションキーも独特ですね。
画面はテーマによって制御されており、これでアイコンイメージも変わるようです。
OS自体はストックだけど、そこに着せ替えテーマが載っている・・・みたいな感じなのかな。
テーマはなかなか可愛らしく、かつフラットデザインっぽい感じで・・・個人的には大好きでした。
ナビゲーションキーもスタイルおよび配置、カラーリングの設定が可能でした。
僕は通常通りの△ 〇 □のスタイルで、カラーリングはブルーにして使っていました。
そうそう、こうした中華スマホってだいたい最初は日本語対応していないものなんですが、Elephone Uシリーズに関しては日本に出荷されるものは日本語対応されてるとかなんとかいう話があります。
※お借りした端末なので最初から日本語対応しているのかと思いましたがそういうわけではないみたい。
ただ、システムの根幹的な部分は日本語対応していても、上のナビゲーションバーの設定みたいな後付けカスタマイズ部分は英語のままだったりします。
18:9の画面サイズ
18:9の画面を縦に使ってボクタブを見るとこんな感じです。
上下に広告が表示されるようなサイトでも縦長の端末だと助かりますねw
横表示だとこんな感じ。
上下の情報量こそ少なくなりますが、テーブル表示なんかがしっかりと観られるのはさすが18:9です。
実際に4K画像を表示させてみたのですが・・・18:9の画像ではなかったので両サイドに余白が出来てしまいました。
このあたりは世界の標準が18:9になってくれば問題ないはずです。
同じ画像をElephone S8で写したのがこちら。
S8もかなり画面のクオリティが高いと思っていたんですが、今回のU Proの方がコントラストがクッキリとしている感じがありました。
これがAMOLED(有機EL)の実力といったところですかね~。
ちなみに画面は10点マルチタッチとなっています。
僕には微妙だったカーブエッジデザイン
Elephone Uシリーズの特徴のひとつに、画面の両端がゆるやかなカーブになっているボディデザインが挙げられます。
カーブエッジデザインの利点についてはよくわかりませんが・・・なんとなく最先端デザインっぽさはありますよね。
当然このエッジ部分もタッチパネルになっています。
そうでないと画面の端の方に操作系があるアプリ等がまともに動かないことになりますからね。
・・・で、これ・・・ここがタッチパネルであることでちょっとした問題があるんですよ。
何が問題かというと、普通のスマホのように手で持つと・・・エッジに触れちゃうんですよね・・・。
僕の手が肉厚だからなのかもしれませんけど、手のひらなどで誤タッチすることが非常に多かったです。
エッジを生かしたショートカットは「思てたんと違う」
このカーブエッジデザインですが、公式の説明だと「飾りじゃないぜ・・・」みたいな煽りで紹介されています。
で、画像を見ると、エッジ部分にちょっとしたショートカットアイコンみたいなのが乗っていて、なるほどエッジを生かした便利な機能があるんだろうなと思わせられたわけです。
・・・が!
実際にこの機能を試してみると・・・
全然エッジ生かしてなかった・・・っていう。
右側からスワイプするショートカット一覧に成り下がっていました。
ただまぁ、好きなアプリや機能のショートカットが登録できるので・・・使い慣れたら便利かもしれません。
ちなみにこのカーブエッジスクリーン()は右側面だけではなく左側面に変更することも可能です。
また表示させるための指標となるバー表示を画面端のどの部分にするかも自身で決めることができました。
※上下の▲になっている部分を長押しするとフロートするので、好きな位置に移動すればOK。
現状だとそこまで使い勝手が良くなさそうな気がしますが・・・アップデートに期待したいところですね。
Antutuスコアは14万点!!
こうした端末を手にした時の恒例行事、Antutuを使ったベンチマーク結果です。
Antutuはスマホやタブレット向けのベンチマークソフトで、各項目をスコアで表してくれるもの。
Snapdragon 660を搭載した端末を手にするのは初めてだったので、かなりワクワクしていましたが・・・なんと14万点という数値を叩いていました!
(Antutuのバージョンは7です。)
Ver.7の方が従来のAntutuよりもやや高めにスコアが表示されるのを考えても・・・今までで言うところの12万点ぐらいの性能だと言えそうですね。
だいたい17万点を超えてくるとハイスペック、10万点前後がミドルハイスペックみたいな感じなので・・・そこそこいい感じの端末だと考えて良さそうです。
当然、使っていてストレスに感じるシーンはありませんでした。
4万円程度でこのスペックの端末が買えるというのはなかなかいいんじゃないでしょうか。
※余談ですが、20万点を超えるような端末だったとしてもストレスを感じる部分が全くないかと言えばウソになります。
なので使い方にもよるとは思いますが、現時点ではミドル~ミドルハイ程度のスマホであればたいていはストレスなく使えると言っても過言ではないかと思います。
デレステは3D標準がデフォ
もう一つ、僕が普段からプレイしているアプリ「アイドルマスター シンデレラガールズ」の動作設定もチェックしました。
端末によっては「3D軽量」がデフォルト設定のものがある中、こちらは3D標準になっていました。
ただこれ、Antutuの3Dスコアとかにもそこまで左右されてなさそうなので・・・あまりアテにしない方がいいのかな?
3Dリッチでのライブ演出も全然カクついたりせず表示可能です。
ためしにリッチの状態でゲームプレイもしてみましたが、ノーツが飛ぶなどもなく普通にプレイできました。(すべての曲を試したわけではないので、あくまで参考までに)
カメラは性能良いけど使うのが難しいかも
スマホに求めるものは人によって違うと思いますが・・・僕にとってはカメラ性能もかなり重要なファクターとなっています。
Elephone Uシリーズのカメラはいずれも13MPが2発搭載されたデュアルレンズ仕様。
公式のアピールによると、暗所での撮影に優れていそうな点や、かなり高品質な写真が撮れそうな感じでしたが・・・実際にはどうだったのか、いろいろなシーンで撮影してきました。
まずは公式でもアピールされていた暗所での写真。
ある程度の暗さでもそこまでエッジが潰れずにいい感じの写真が撮影できました。
次に外での写真。
この日は曇りで太陽の光が全然ない状態だったので・・・こちらもやや暗い中での撮影ですね。
なかなか悪くないと思います。
ちょっと撮影が難しいかもと思ったのは・・・ピントが合わせずらかった点。
カメラアプリがAndroid標準のそれではないため、使い勝手が違ったんですね。
そのため、こうした奥行きを感じられる写真を撮影しようとしたときに、思ったようなピントにならない・・・なんてことが多々ありました。
この日は天気が悪かったのであまりコントラストに優れた写真が撮れなかったのですが・・・そこそこ細かく撮影出来ていますよね。
シャッタースピードも遅くないですし、カメラの起動も早いですし・・・シャッターチャンスを逃さないカメラと言えそうです。
上の写真の100%表示がこんな感じ。
さすがに100%だと厳しいですが・・・13MPの画像を100%表示で見るシーンなんて早々ないと思うので問題ないでしょう。
室内の暗いところで撮影してもこんな感じです。
なかなか悪くないコントラストが出ているのではないでしょうか。
こちらもさすがに100%表示だとかなりきついですw
でもまぁ、問題ないですよね。
ただ一つ気になったのは・・・我が家で一番暗いところを撮影したこの1枚。
ピントを合わせた花瓶の角あたりはクッキリハッキリしていますが・・・それ以外の部分がかなりボヤっとしちゃってました。
撮影技術にもよるのかもしれませんが、あくまで素人が何も設定せずに撮影したらこうなったという例です。
カメラ自体にはいろいろな設定項目があるので・・・ちゃんといじってやればもっといい写真が撮れるのかもですね。
ちなみにシャッター音は標準で消せる仕様になっていました。
細かい設定をせずともワンタッチでそれっぽい撮影が出来る機能も備わっています。
ただ、ポートレートモードを使っても、いわゆる被写界深度効果が得られるボケ写真にはならなかったので・・・僕が思っていたのとは違う感じでした。
ちなみに、手動で絞り値を変えて撮影したのがこちら。
なんとなくミニチュア風でいい感じですw
ネットワーク・・・ドコモのLTEは〇、ソフバン3Gは×?
Elephone Uシリーズはデュアルnano SIM対応となっています。
ただし片方のSIMスロットはMicro SDカードと併用になっているので・・・Micro SDカードを使いたい人からするとシングルSIMでしか使えません。
さて気になる対応バンドですが、WCDMAがB1、B8、CDMAがBC0、LTEがB1、B3に対応となっています。
なので日本の主要キャリアは普通にそこそこ対応できる・・・といった印象でした。
[参考]SIMフリースマホ用、LTEと3Gの周波数帯の早見表。
・・・が!
実際に挿して使ってみたところ、ドコモのLTEは拾えるものの・・・ソフバンの3Gは拾えませんでした。
他の方のレビューだとソフバンの3Gも拾えるようなことが書いてあったんですが・・・僕がお借りした端末ではいくら試してみてもダメだったんです。
いろいろなアプリでチェックしてみたんですが、どうもソフバンSIMだと拾える電波が「unknown」になっちゃってるんですよ。
なんだったら通信規格もGSM(2G)ってなってるし。
3GのB8ってソフバンのプラチナバンドだったと認識してるんですが・・・僕の認識が間違っているのかな。。(誰か教えて)
とにかく、僕の環境下ではソフバン3GのSIMは使えなかったというのが結論になります。
ソフバン系3GSIMで本端末を使いたいと思っている方は注意した方がいいかもですね??
※ソフバンLTESIMであれば問題ないと思いますが・・・、本端末においてLTEのB8はサポートされていません。
また、CDMAのBC0も僕の方では試せませんでした。
セキュリティは顔&指&声認証
本端末には最近はやりの顔認証システムが搭載されています。
とはいえ2Dの顔認証なので・・・セキュリティ面を考えると微妙かもしれませんが、お試しで使ってみるとなかなか面白いです。
また、顔認証だけでなく、普通に指紋認証もありますし、Voice Matchという声認証でのロック解除機能も搭載されていました。
おわりに
というわけで、お借りしたElephone U Proのレビューでした!
正直、4万円は決して安い買い物ではありません。
それでもこのクオリティならかなり満足できるのでは・・・?といった印象の端末でしたね。
ただ、もう1万円足せるのならちょっと古くともOnePlus 5のようなハイスペック端末にも手が届きますし・・・どの層へ訴求していく端末になるのか・・・というのが微妙なアイテムとも言えそうではありますが・・・。
デザイン面などの見栄えもいいですし、ドコモ系SIMのユーザーかつ4万円程度の端末を探している人になら問題なくオススメできそうです。
※ただ技適は通っていないと思うのであしからず。
[参考]Elephone U 4G Phablet - Gearbest
Gearbestでの買い物方法
※Gearbestでの買い物の仕方はこちらの記事で紹介しています。
[参考]中華ショッピングサイトGearbestでのオーダー方法や注意点
Gearbestでクーポンを適用させる方法はこちら。
[参考]Gearbestでクーポンを使う方法。