Antutuベンチマーク、バージョン7と6のスコア差について
スマホやタブレットの性能を測る際によく使用するAntutuベンチマーク。
このアプリのメジャーアップデートがあり、バージョンが最新の7(v7.0.4)になりました。
インターフェースが見やすくなったり、その端末が正規品か判別する機能がついたりして便利になりましたが、新しいバージョンのスコアが古いものと一致しなくなっています。
そのため、いままで僕がブログ上に挙げていたスコアや、これから紹介する商品のスコアを比較するときには注意が必要になりました。
とりあえず手持ちの端末でスコア差を測ってみたので、参考にしてみてください。
Contents
Antutuベンチ、7と6の差を比べられた手持ちの端末
手持ち端末の、以前測ったスコアと今回測ったスコアの差は以下。
ちなみにスコアはその時の端末環境によって左右されるため、だいたいの目安と思ってもらえると幸いです。
また、便宜上Ver.6における「3D」の項目の数値を「GPU」として表記しています。
OnePlus 5
ver. 6 | ver. 7 | |
---|---|---|
総合 | 171596 | 211436 |
CPU | 39227 | 73237 |
GPU | 72465 | 83188 |
UX | 49923 | 46866 |
MEM | 9981 | 8145 |
Vernee X
ver. 6 | ver. 7 | |
---|---|---|
総合 | 61567 | 76983 |
CPU | 18780 | 34533 |
GPU | 11313 | 16312 |
UX | 26339 | 19484 |
MEM | 5135 | 6654 |
Elephone S8
ver. 6 | ver. 7 | |
---|---|---|
総合 | 80657 | 83214 |
CPU | 19354 | 29045 |
GPU | 18962 | 26892 |
UX | 36252 | 22118 |
MEM | 6089 | 5159 |
Xiaomi Mi Pad 3
ver. 6 | ver. 7 | |
---|---|---|
総合 | 81284 | 100993 |
CPU | 27278 | 51006 |
GPU | 15171 | 16354 |
UX | 32143 | 26650 |
MEM | 6692 | 6983 |
Teclast T10
ver. 6 | ver. 7 | |
---|---|---|
総合 | 80804 | 96430 |
CPU | 28093 | 50921 |
GPU | 14729 | 15540 |
UX | 31493 | 25780 |
MEM | 6489 | 4189 |
ALLDOCUBE Free Young X5
ver. 6 | ver. 7 | |
---|---|---|
総合 | 46088 | 52185 |
CPU | 15207 | 26005 |
GPU | 7038 | 3974 |
UX | 18541 | 16879 |
MEM | 5302 | 5327 |
比べることが出来なかったもの
新しいバージョンのAntutuベンチがまともに動かなかった端末もありました。
対象の端末は以下。
- UMIDIGI S2 PRO
- FREETEL Priori 3
Priori 3は言わずもがな、UMIDIGI S2 PROまでもが測定できないとは思いませんでした。
なんか3Dの測定の途中でフリーズしちゃうんですよね・・・。
もしかしたら何かしらのエラーかもしれないので、バージョンアップの際にはもう一度試してみたいと思います。
総合スコアの比率チェック
最後に総合スコアの新旧比率をチェックしてみました。
端末名 | チップ名 | Ver. 6 | Ver. 7 | 比率 |
---|---|---|---|---|
OnePlus 5 | Snapdragon 835 (MSM8998) |
171596 | 211436 | 1.23倍 |
Vernee X | Helio P23 (MT6763V) |
61567 | 76983 | 1.25倍 |
Elephone S8 | Helio X20 (MT6797T) |
80657 | 83214 | 1.03倍 |
Xiaomi Mi Pad 3 | MT8176 | 81284 | 100993 | 1.24倍 |
Teclast T10 | MT8176 | 80804 | 96430 | 1.19倍 |
Free Young X5 | MT8783T | 46088 | 52185 | 1.13倍 |
一律にどうとは言えませんが、1~1.25倍の差があり、Ver. 7の方がややスコアが大きく表示されています。
ただ、あまりに大きい差というわけではないので、今までのように「ロースペック」「ハイスペック」ぐらいの感覚で見る分には問題なさそうですね。
今後の端末チェック時にはVer. 7でのテストが基本となりますので、古い端末情報と比べる場合には古い方のスコアに1.2倍程度をかけて考えるといいかもしれません。
また他の端末で新旧テストをする機会があればここに追記します。