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タブレット・スマホの基本

SIMフリースマホ用、LTEと3Gの周波数帯の早見表。

2017/09/20

SIMフリーのスマホやタブレットを購入する場合、気を付けなければならないのがSIMと端末で対応するネットワークがあっているかどうかです。
いくらSIMフリーといってもここが合致しなければインターネットができないからです。

そこで、対応するネットワークの周波数をサッと確認できるような表を作成しました。

※以下の情報は総務省の資料を参考にしています。
[参考]総務省|テレコム競争政策ポータルサイト|各携帯電話事業者の通信方式と周波数帯について

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周波数帯早見表

日本における大手3キャリア(ソフトバンクのY!mobile含む)が使用している通信方式は以下のようになります。

NTTドコモ LTE, W-CDMA
KDDI(au) LTE, CDMA2000
ソフトバンク
Y!mobile
LTE, W-CDMA

よく、「au系のSIMはSIMフリー端末に対応していない」のように言われることがありますが、それはまさにこの通信方式が影響しています。
いずれのキャリアも高速データ通信にはLTEという方式を用いていますが、以前の通信方式であって3GにはドコモとソフトバンクがW-CDMAを用いているのに対し、auはCDMA2000という方式を用いています。

これによって、W-CDMAのみ対応している端末においてはauの3G回線が対応していないということになるのです。

LTEの周波数帯

各社が対応しているLTEの周波数帯は以下のとおり。
SIMフリースマホのスペック表では周波数帯ではなくバンド名で書いてあることが多いので、この表と照らし合わせることでSIMが対応しているかどうかを知ることができます。

周波数帯域通称 バンド名 docomo au softbank
2.0GHz
(2100MHz)
バンド1
1.7GHz
(1800MHz)
バンド3
900MHz バンド8
1.5GHz バンド11
バンド21
800MHz バンド18/
バンド26
バンド19
700MHz バンド28
3.5GHz バンド42

3Gの周波数帯

各社が対応している3Gの周波数帯は以下のとおり。

周波数帯域通称 バンド名 docomo au softbank
2.0GHz
(2100MHz)
バンドI(B1)
バンドクラス6
800MHz バンドVI(B6)/
バンドXIX(B19)
バンドクラス0
900MHz バンドVIII(B8)
1.7GHz
(1800MHz)
バンドIX(B9)

実際のSIMフリー機に記載されているネットワーク要件の部分を参考に見ていきましょう。

Xiaomi Xi MIXの場合

たとえばXiaomi Mi MIXの場合、ネットワークの項目が以下のようになっています。

GSM: B2 / B3 / B5 / B8
CDMA: 1X / EVDO BC0
WCDMA: B1 / B2 / B5 / B8
TD-SCDMA: B34 / 39
FDD-LTE: B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8
TD-LTE: B38 / B39 / B40 / B41

上から順に見ていきます。

GSMは2Gの規格です。
海外での通話SIMでまだ現役の方式ですね。

CDMAとWCDMA、TD-SCDMAが3Gの規格。
au系のSIMの場合、CDMA2000という方式が採用されているのですが、これは「CDMA」の欄を見れば対応する周波数帯が記載されています。
ドコモ、ソフトバンクのSIMならW-CDMA方式が採用されているので「WCDMA」の方を見ます。
TD-SCDMAは中国で採用されている方式なのでここでは割愛。

FDD-LTEとTD-LTEが4G(LTE)の規格です。
これはドコモ、au、ソフバン共通です。

3G(W-CDMA / CDMA2000)

CDMAのEVDO BC0はEvolution Data Only Band Class 0を意味しているもの。
auはバンドクラス0に対応しているので、3Gでのデータ通信ならいける!ってことみたいです。
※・・・通話もいける!という意見もあったのですが、ここらへんはちょっとよくわかりませんでした・・・。

WCDMAはB1、B2、B5、B8対応となっていますね。
B1はバンドIのことを指しているので、docomoとソフトバンクは高周波数での3G通信が可能です。
そしてB8がバンドVIIIなのでソフトバンクのプラチナバンドもカバーしていることになります。

4G(FDD-LTE / TD-LTE)

日本で用いられている主な方式がFDD-LTEです。
通信効率が良い方式だそうです。

FDD-LTEの欄を見るとB1、B2、B3、B4、B5、B7、B8が対応しています。
上記の表に照らし合わせると、バンド1、バンド3、バンド8は日本の3キャリアが採用している周波数帯をカバーしていますね。

特にバンド1はdocomo、au、ソフバンク共にLTEが使えることを意味しています。
高周波の場合、都市部に強いという特徴があるため、都市部においてはどのキャリアのSIMを使ってもしっかりと高速データ通信ができるものと思われます。
また、VoLTE対応であれば通話もスムーズに行えそうですね。

ただし高周波数帯は障害物に弱いという欠点もあり、そういった部分をカバーできるB3、B8が両対応するソフトバンクがこの端末にはピッタリなのかもしれません。
特に地方や山間部といった基地局が少なくなる場所においては低い周波数帯の方が利用に適しています。

TD-LTEは主に海外で用いられている方式でしたが、日本でも徐々に取り入れられています。
B41に関してはどこかのキャリアが使うという話もありましたが失念しました・・。

補足

バンド18はバンド26に、バンドVI(B6)はバンドXIX(B19)に、それぞれ旧い規格が新しい規格に内包されました。
そのため、バンド26に対応する端末であればバンド18も使える・・・というような感じらしいです。

同じ800MHzなのにいくつもバンドがあるのはこういった部分が関係しているものと思われます。
また、同じ800MHzと書きましたが、あくまで同じなのは「800MHz帯」という呼び名のことであって、実際の電波の通り道となっているのは「バンド」の方であり、800MHzだからといって同じ=使えると思ってはいけないみたいです。

ちなみに2100MHzの周波数帯を日本では総務省基準に則って「2.0GHz」と記載していますが、海外においては「2.1GHz」という呼び名が一般的です。
※どちらも呼び名の話なので、どちらが正しいというわけでもありません。
2.0GHzと2.1GHzは同じものと考えてOKです。

なぜ3GとLTEを使い分けるのか

高速データ通信ができるバンド1が3キャリア共に対応しており、ほとんどのSIMフリー端末においてバンド1が使えることから「3Gいらなくね?」っていう発想になる方もいると思います。

高周波で通信容量が多いLTEならストレスなくネットができるわけですし、VoLTE対応なら通話だって可能なわけです。

実は万能そうにみえるLTE回線にも「障害物に弱い」「電波の届く範囲が短い」といった欠点があります。
電波の届く範囲が短くても、基地局の多い都市部であれば問題なく使えます。
・・・が、障害物が多い地下や屋内だと途端に電波を掴みづらくなるのです。

そういった時に瞬時に3Gに切り替えることで、通信容量は少なくとも安定した回線をゲットすることができるようになるわけです。

また、基地局の少ない地方に行った場合にも3Gが大活躍する姿は想像に易いのではないでしょうか。

おわりに

というわけで、自分の勉強も兼ねて対応周波数についてまとめました。
海外からの購入に限らず、SIMフリー機を選ぶ際には参考にしてみてください。

また、情報は2017年8月29日現在のものです。
ネットワークの技術は日進月歩ですので、最新の情報とは違う可能性もある点にご注意ください。

※間違っている情報があった場合には、どこがどう間違っているかご指摘頂けると他にこの記事を参考にした方の役に立てますので、よろしくお願いいたします!

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