タブレットのスペック表に記載される液晶パネルの種類TFTとIPSについて
タブレットのスペックを見ていると、液晶パネルの項目に「TFT」とか「IPS」とか書かれていることがあります。
これは一体どういう意味で、どう違っていて、どっちがいいんでしょうか。
ちょっと調べてみたところ、IPSはTFTの一種であって、これら二つを比べるのは本来ナンセンスであるということでした。
ただ、後述のことから推測するに、もしこの2つの言葉で比べられているのならIPSの方が性能が高いと思って良さそうです。
以下、これらについてまとめます。
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TFT液晶とは
TFT液晶というのはThin Film Transistorの略で、画面を構成する素子1つ1つにトランジスターがついているものだそうです。
これによって何がいいのか?というと、ムラのない画面表示ができることと、応答速度が速いことが挙げられています。
そんなTFT液晶は3つの型があり、それぞれTN型、VA型、IPS型と名付けられています。
つまりIPSというのはTFT液晶の1つの型に過ぎず、「TFTとIPSどっちがいいの?」と聞くのは「タブレットとXperia、どっちがいいの?」と言っているようなもの、というわけ。
で、TFTとIPSどっちがいいの?
理論上はそうだとしても、現にスペック表上ではパネル種類がTFT、IPSで記載されている場合が多いです。
これがなぜか?はわかりませんが、メーカー側としては都合がよくないことは煙に巻きたいという想いもあるだろうと思います。
逆にセールスポイントはこれでもかと記載する必要があるんです。
たとえばCPUスペックだとわかりやすいんですが、Snapdragonなんかを使っている場合はスペックにしっかりと記載されます。
・・・が、もっと安価なSoCを採用している場合には「クアッドコアCPU」としか書かれなかったりしますね。
パネルの種類に関してはどうでしょうか。
IPS型というのはTFT液晶の中でも最も視野角が広く、高価なパネルとされています。
ということは、わざわざあえてスペック表に「IPS」と書くのはそれがセールスポイントだからであり、TFTと書かれている商品よりは「いい」と判断して問題ありません。
では逆にTFTと書いてあるものは?
この場合、明確に何かはそのメーカーしか知りえないことですが、おそらく一番安価であるTN型であろうというのが有識者の見解です。