Xiaomiの最新ファブレット、5.5インチのMi5Xが登場。他のMi5シリーズとスペック比較
2017/09/20
中国のスマホ、タブレットメーカーであるXiaomiから、5.5インチのファブレットMi5Xが発売されています。
XiaomiといえばAppleを極端に意識したブランドといった印象で、独自のユーザーインターフェースであるMIUIが「もはやiOS」と言えるAndroid端末を開発しています。
商品展開もiPhoneシリーズを意識しているのか、昨年のフラッグシップスマホ「Mi5」にも無印、廉価版の「C」、マイナーアップグレード版の「S」が存在していました。
今年になって新シリーズ「Mi6」というパワフルマシンが登場しましたが、なぜか今になってMi5シリーズのワイド画面版を意味する「X」の情報が入ってきました。
[参考]Xiaomi Mi 5X 64GB / Black
[参考]Xiaomi Mi 6 128GB / Bright Blue
※2017年8月5日現在、Gearbestにてフラッシュセール中です。
そこで、Mi5の無印?Xまで4つのスペックを追って、どのぐらい違いがあるのか確認してみたいと思います。
Contents
Mi5シリーズのスペック比較
Mi5 | Mi5C | Mi5S | Mi5X | |
---|---|---|---|---|
CPU | Snapdragon 820 クアッドコア 2.15GHz |
Pinecone V670 オクタコア 2.2GHz |
Snapdragon 821 クアッドコア 2.15GHz |
Snapdragon 625 オクタコア 2.0GHz |
メモリ | 3GB | 4GB | ||
ストレージ | 64GB | |||
Micro SD | - | 128GBまで対応 | ||
OS | Android MIUI 8.0 |
Android MIUI 9.0 |
||
画面 | 5.15インチ 1920 x 1080ピクセル |
5.5インチLTPS 1920 x 1080ピクセル |
||
カメラ | 16MP / 4MP | 12MP / 8MP | 12MP / 4MP | 12MP + 12MP / 5MP |
バッテリー | 3000mAh | 2860mAh | 3100mAh | 3080mAh |
ネットワーク | 2G: 850/900/1800/1900MHz 3G: WCDMA 850/900/1900/2100MHz 4G: FDD-LTE 1800/2100/2600MHz Vo-LTE対応 Wi-Fi: Bluetooth 4.2 |
2G: GSM B2/B3/B8 3G:?TD-SDMA B34/B39 4G:?TD-LTE B38/B39/B40/B41 Wi-Fi:2.4GHz/5GHz Bluetooth 4.1 |
2G: GSM B2/B3/B5/B8 CDMA: 1X/EVDO BC0 WCDMA: B1/B2/B5/B8 TD-SCDMA: B34/39 FDD-LTE: B1/B3/B5/B7 TD-LTE: B38/B39/B40/B41 Wi-Fi:2.4GHz/5GHz Bluetooth 4.2 |
2G: GSM 850/900/1800/1900MHz CDMA BC0 / CDMA EVDO BC0 3G: WCDMA 850/900/1900/2100MHz TD-SCDMA B34/B39 4G: FDD-LTE B1/B3/B5/B7/B8 TDD-LTE B38/B39/B40/B41 Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth 4.0 |
外部端子 | デュアルnano SIMスロット USB Type-C 3.5mmオーディオジャック |
|||
サイズ | 14.46 x 6.92 x 0.73cm | 14.44 x 6.97 x 0.71cm | 14.57 x 7.03 x 0.83cm | 15.54 x 7.58 x 0.73cm |
重さ | 129g | 135g | 147g | 165g |
価格 | 27301円 | 23856円 | 28567円 | 31801円 |
※価格は2017年8月5日現在のGearbestでのもの。
どれもストレージ64GBのものを比較しています。
また、スペックは基本的にGearbestにて公開されていたものを参考にしています。
[参考]Xiaomi Mi 6 64GB / White
[参考]Xiaomi Mi 5C 64GB / GOLDEN
[参考]Xiaomi Mi5s 64GB / GOLDEN
CPU
CPUスペックはさすが、廉価端末であるC以外にはQualcomm社のSnapdragonが採用されていました。
Snapdragon 820と821はAntutuにてだいたい12万?15万点程度のスコアを出しており、現時点のスマホにおいては間違いなくハイスペックであると言って差し支えないでしょう。
一方Mi5Xに採用されているSnapdragon 625はオクタコアでありながらもミドルレンジのスナドラ600番台であり、Antutuでのスコアも6万点台といったところでした。
Mi5CのPinecone V670のスコアが6万点弱なので、どちらかというとMi5XはMi5シリーズにおいては弱い方のスペックであると考えられますね。
ただ、CPUスコアというのはもはや体感的な部分をそこまで左右しないと思っていて、現時点で最高スペックを誇るスナドラ835でも(もちろんストレスはありませんが)もったりするシーンがないというわけではなく・・・スナドラかつ5万点以上のスコアのものなら普通に使う分には全く困らないだろうと僕は思っています。
メモリ
他3機種に比べてMi5Xのみメモリが1GBほど高く設定されています。
※あくまで今回僕が比較したものに限ります。もしかしたら無印で4GBとかがあるかも・・・?
大きな画面であることから情報量が多くなるため、メモリも大きい方がいいんですかね。
CPUスペックが低いながらも価格が一番高いのはメモリと画面サイズにコストをさかれているのかな?と思いますね。
Micro SDカード
XiaomiはあくまでApple準拠なのか、Android端末にしては珍しくMicro SDカードスロットのない端末が多いです。
・・・が、Mi5Xに関しては(あくまでGearbestの情報では)Micro SDカードスロットありとなっていました。
実はOnePlus 5の情報にもMicro SDカードスロットありとなっていて、結局実機の方にはスロットがなかったのを考えるとこの表記も怪しいところではありますが、もし容量を拡張できるのであればストレージが64GBでは足りないという方も十分使える端末ということになりますね。
OS
Mi5XのOSはAndroidですが、バージョンは不明でした。
ただ、Xiaomi端末にとっての真のOSと呼べるのは独自インターフェースのMIUIであって、Mi5Xはこれが最新版のMIUI 9が採用されています。
MIUI 9については触ったことがないのでその真価はわかりませんが、個人的にはMIUI 8のインターフェースがとても使いやすかったのを思うと、さらにそこから進化しているのであれば期待できるのではないかと考えられます。
画面
画面サイズは他のMi5シリーズが5.15インチだったのに対し、Mi5Xは5.5インチとやや大きくなっています。
僕も現在5.5インチファブレットを使っていますが、ファブレットとしてはこのサイズが一番使いやすいかもしれません。
大きい画面かつポケットに入るギリギリサイズだと思うので。
当初iPhone Plusが発表されたときは「画面でかすぎ・・・きもっ!」とか思ったものですが、慣れてしまうと小さい画面のスマホが逆に扱いづらくなりますねw
カメラ
Mi5Xはリアカメラが12MPのデュアルになっていました。
デュアルレンズだから綺麗に撮影できる、というわけではありませんので、このあたりはなんとも言えないところです。
が、ソニーのイメージセンサーを採用しているMi5の写真はかなり綺麗でしたし、僕が使っているMi Pad3の写真もなかなか綺麗だったので、「Xiaomiのカメラ性能はまあまあ良い」と安直に考えられそうな気もします(いいかげんw)
せっかくのデュアルレンズなのに、そのクオリティについてあまり(Gearbest上で)言及されていなかったのはちょっと残念ですね。
ネットワーク
Gearbestに記載されていたものをそのまま持ってきたので、バンド帯と周波数がごちゃ混ぜになっていて見づらくなってしまっている点、申し訳ないです。
ただ、多くの周波数帯がカバーされており、少なくともドコモ・ソフバン系の3G/4Gならそこそこカバーできるんじゃないかというのはわかります。
Wi-Fiに関してもデュアルバンドがカバーされているので、しっかり使えますね。
Bluetoothだけが他のMiシリーズよりも規格が古い4.0になっていたのは気になりますが、現時点でBluetoothが4.0だと困るという人も少ないと思うので、どうしてもここだけが気になるという人以外には特に問題ない感じです。
サイズ・重さ
iPhoneはシリーズ内でサイズが異なるということは珍しいですが、XiaomiのMiシリーズにおいては同じMi5をベースとしていてもサイズが微妙に異なるんですね。
都度進化していると考えればいいのかな。
重さは無印が一番軽くて使いやすそうです。
価格
価格はさすがに「C」が一番安くなってはいるものの、50歩100歩といった感じ。
だったら一番性能がいいヤツを買っておきたいかな・・・と思うのは僕だけでしょうかw
※ただ、性能も50歩100歩といった感じですが・・・
Mi5Xは記事執筆時点でフラッシュセールが行われており、その価格が31801円なので、セール終了後に跳ね上がる可能性もあると思います。
おわりに
というわけで、Mi5シリーズのファブレット、Mi5Xを中心にしたスペック比較でした。
最新版かつ価格も一番高いので、一番スペックが高いのかと思いきやそうでもなかったのは面白いですね。
ただ、画面が大きく、そこそこ使えてこの価格(しかも送料無料)というのはありなのかな。
詳細スペックはGearbestの商品ページを参考にしてみてください。