HuaweiのMediaPad T2 8 ProとASUSのZenPad 3 8.0。最新8インチタブレットのスペック比較
中国のHuaweiがサムスンを追い抜き、利益高が世界2位となったそうです。
その数字が物語るとおり、ここ数年の勢いは目を見張るものがあります。
※利益順位に関しては、サムスンの燃えるスマホのリコール問題も影響しているそうですが。
そんな「Appleに追いつけ追い越せ」なHuaweiが2016年12月に発売するタブレット「MediaPad T2 8 Pro」がなかなかすごそうです。
実売2万円以下でそこそこ使えそうなタブレットと言えそうです。
そうなってくると気になるのは、つい先日発売された同じ8インチのASUSのZenpad 3とどっちがいいの?ってところですね。
ASUSは2012年?2013年にGoogleのタブレットをOEMした会社。Huaweiは2016年?2017年のタブレットOEMが噂されている会社です。
例によってスペック表でその性能差を比べてみました。
Contents
T2 8 ProとZenpad 3のスペック比較
あくまで実際に触った感想ではなく、スペック表の上での比較となる点にご注意ください。
それでは見ていきましょう。
MediaPad T2 8 Pro | ZenPad 3 8.0 | |
---|---|---|
メーカー | Huawei(中国) | ASUS(台湾) |
実売価格 | LTEモデル 22,800円(税抜) Wi-Fiモデル 17,800円(税抜) |
35,760円(税込) ※2016/11/26最安価格 |
CPU | Snapdragon 615 (MSM8939) オクタコア 1.5GHz + 1.2GHz |
Snapdragon 650 ヘキサコア ?1.8GHz |
メモリー | 2GB | 4GB |
ストレージ | 16GB | 32GB |
Micro SD | 最大128GB | 最大128GB |
OS | Android 6.0 | Android 6.0 |
画面 | 8インチIPS 1920 x 1200 |
7.9インチIPS 2048 x 1536 (2K) |
カメラ | 背面800万画素 前面200万画素 |
背面800万画素 前面200万画素 |
バッテリー | 4800mAh 約10時間の動画再生、32時間の通話 400時間の待機時間 |
4680mAh 約11時間駆動、10時間の通話 496時間の待機時間 |
ネットワーク | Wi-Fi 802.11ac/a/b/g/n Bluetooth 4.1 |
Wi-Fi 802.11ac/a/b/g/n Bluetooth 4.1 |
SIM | Micro SIM(LTEモデルのみ) | Micro SIM 音声通話可能 |
サイズ | 12.3cm x 20.9cm x 0.8cm | 13.6cm x 20.5cm x 0.7cm |
重量 | 340g | 320g |
外部端子 | USB Type-C | |
発売時期 | 2016年12月 | 2016年9月 |
同じ8インチタブレットと思いましたが、こうやって比べてみると結構違いがありますね。
一つずつ見ていきましょう。
メーカー
Huaweiと言えば、本当に飛ぶ鳥を落とす勢いで成長している中国のスマホ・タブレットメーカーといった印象です。
先日もアキバのヨドバシ前で大々的なスマホのプロモーションをやっていたのをたまたま見かけました。
価格もそこそこでありながら性能が高い、という印象でしたが、今回のタブレットに関してはASUSに軍配といった感じでしょうか。
僕のイメージではAppleにすごく憧れている・・・というかパク・・オマージュしている商品が多いなってところで、もしAppleを追い抜いて世界1位の会社になりたいのなら今のままじゃダメなんじゃないかとは思いますね。(余談ですがw)
そしてASUSはHuaweiよりもいち早く日本に入ってきていた台湾のメーカーです。
GoogleのNexus 7で有名になった印象がありますが、それ以前にもeeePCといった廉価なパソコンを仕掛けていたり、MeMo PadやZenfoneといったアイテムを使っていた方も多いのではないかと思われます。
メーカーだけでどちらが優れているとは言いづらいですが、どちらもそこそこ信用できるし、どちらもそこそこ信用できない程度に考えておいた方がいいと思います。
価格
今回僕が驚いたのはT2 8 ProのWi-Fiモデルが実売17,800円(税抜)ということ。
税込みでも19,224円なので、なんと2万円を切っているんですね。
価格でいえば同じ8インチタブレットであるAmazonのFire HD 8が12,800円と激安ですが、スペック表のスペック差を考えると歴然です。
LTEモデルだったとしても22,800円(税込24,624円)なので、相当安いですね。
ZenPad 3 8.0が今日時点の最安価格で35,760円なので、LTEモデルと比較した時に1万円以上安いことになります。
ただし、この価格差をスペック差が埋められるかどうかがポイント。
CPU
性能と聞いてまっさきに思い浮かべるのはSoC。
CPUスペックですね。
どちらもQualcommのSnapdragonを採用しています。
T2 8 ProはSnapdragon 615というミドルクラスのもの。
オクタコア(コアが8つ)で周波数が1.5GHz+1.2GHzとなっています。
対してZenPad 3 8.0はSnapdragon 650というハイエンドなものを採用。
ヘキサコアなのでコア数は6つであるものの、周波数は1.8GHzと高く処理性能に定評があるSoCです。
メモリー
T2 8 Proが2GBなのに対し、ZenPad 3 8.0は4GBのメモリーを搭載。
使い方にもよるとは思いますが、前述のCPU性能とあいまってZenPadはストレスなく動かせるとのこと。
ストレージ
T2 8 Proが16GBなのに対し、ZenPad 3 8.0は32GBのeMMCを搭載しています。
これも使い方によりますが、16GBではすぐに足りなくなってしまう可能性がある場合は32GBのZenPadの方が良さそうですね。
ただ、どちらも128GBまでのMicro SD(SDXC)に対応していますので、ストレージ容量はそこまで気にしなくてもいいかなと思います。
画面
画面はどちらも8インチと思っていましたが、ZenPad 3 8.0は性格には7.9インチなんですね。
そのうえ解像度がやや高いです。
いずれにしろ8インチの画面に対してはキレイすぎるほどの解像度だと思います。
OS、カメラ、ネットワーク
これらの項目はどちらも同じ。
バッテリー
mAh数で言えばT2 8 Proの方が高いですが、待機時間はZenPad 3 8.0の方が長いですね。
ただ連続通話はT2 8 Proの32時間に及びません・・・でも32時間の通話かぁ・・・。
サイズ・重量
サイズはほぼ一緒ですね。
重量も20g差なので、そこまで気になる数値ではないかもしれません。
まとめ
これらを見比べると、価格面と処理性能部分以外はほぼ同じような内容と考えることができそうです。
Snapdragon 615と650、メモリー2GBと4GBのあたりが分かれ目です。
よりサクサクなタブレットを求めるならZenPad 3 8.0ですが、そこそこで良ければT2 8 Proも悪くはないですね。
もしWi-FiモデルならZenPadよりも1万5千円ほど安く買えるので、そこらへんの折り合い次第といった感じがします。