ZenFone 3 Ultraは7インチタブレットとどう違うのか。Mediapad T2 7.0 LTEとスペック比較
2016年12月9日にASUSより6.8型のファブレット端末「ZenFone 3 Ultra」が発売されることが発表されました。
Zという文字とUltraというグレード名、そして6.8型のファブレット端末ということから、失われたXperia?Zシリーズの「ズルトラ」ユーザーだった人をターゲットにしているのではないかという商品で、今年の中頃から注目されていた商品です。
6.8型の端末と聞くと、「7インチタブレットと比べてどうなの!?」というのが気になるところだと思います。
そこで7インチタブレットでありながらもLTEが掴めてSIMフリー機として使えるHuaweiのMediapad T2 7.0 LTEとの比較をしてみました。
本来は同じようなスペックの商品で比べないと意味がないのかもしれませんが、なかなか7インチタブレットで高性能のものというのが見つからなかったのでサイズ感を中心に価格とスペックを見比べるという感じで活用して貰えたら幸いです。
ZenFone 3 UltraとMediapad T2 7.0 LTEの比較
2機種の公称スペックを比較した表は以下のとおり。
ZenFone 3 Ultra | Mediapad T2 7.0 LTE | |
---|---|---|
CPU | MSM8976(Snapdragon 652) オクタコア 1.8GHz 64ビット |
MSM8939(Snapdragon 615) オクタコア ?1.7GHz 32ビット |
メモリー | 4GB | 2GB |
ストレージ | 32GB | 16GB |
Micro SD | 最大200GB | 最大128GB |
OS | Android 6.0.1 | Android 5.1 |
画面 | 6.8インチIPS 1920 x 1080 |
7インチIPS 1920 x 1200 |
カメラ | 背面2300万画素 前面800万画素 |
背面1300万画素 前面500万画素 |
バッテリ― | 4,600mAh 最大34時間通話 最大14.5時間のウェブブラウジング |
4,360mAh |
ネットワーク | Wi-Fi 802.11n Bluetooth 4.2 LTE / 3G |
Wi-Fi 802.11n Bluetooth 4.0 LTE / 3G |
サイズ | 18.6cm x 9.4cm x 0.7cm | 18.7cm x 10.6cm x 0.8cm |
重さ | 233g | 250g |
価格 | 希望小売価格 59,800円(税別) | 希望小売価格 24,980円 |
外部端子 | USB Type-C | Micro USB |
全体的にZenFoneの方がスペックが高いですね。(当然ですが)
その分価格も倍近くになっています。
ただ、MediaPadでも普通にファブレットとして使う分には十分かなといった印象。
注目のサイズ感に関しては、長辺はほぼ同じ、短辺が1.2センチ差、厚みもほぼ同じ。
ファブレットとして使う場合には端末を縦にして使うと思うので、手を広げた時の1.2センチ差が苦痛に感じるかどうか、といったところがポイントだと思います。
手が小さい人だと片手で持てないかもしれないですね。
ただ、どちらにしろAmazonのFire(7インチ)より小さく、Fireを片手で持てる僕としては問題ないかなと思いました。
※Fireは11.5センチ。
やっぱりファブレットはスマホの延長
この2機種を見比べた場合に、画面サイズは0.2インチの差しかありませんが、その縦横比はかなり違うことがわかります。
前述のとおり、T2 7 Proの方は縦に持った時の横幅が大きく、一般のノートPCやタブレットのような縦横比が意識されています。
つまり、どちらかというと横向きで使う前提なのではないでしょうか。
対してZenFoneは縦に長い印象ですね。
スマホをそのまま大きくしたという感じ。
なので、画面サイズがほぼ変わらなくとも、スマホの延長として使いたいならファブレットとして売り出されるZenFoneが、タブレットとして使いたいならタブレットを買うのが正解なのかもしれません。