ぼくはタブレッ党

初心者のためのタブレット情報とタブレットニュース(と、中華ガジェット)まとめ

タブレット・ラップトップのレビュー

Teclast A10Sタブレット(tPad)の実機開封レビュー!Antutuスコアやデレステが動くかなどの検証。

Gearbestより10.1インチタブレットが我が家に届きました!

今日届いたのはTeclastのA10Sというアイテムです。
[参考]Teclast A10S Tablet - Gearbest

以前Teclast Master T10という10.1インチタブレットも紹介しましたが、それよりも安価かつロースペックなアイテムという位置づけになります。

Teclast Master T10の実機開封レビュー!ポストiPadになり得るか?Antutuスコアやカメラ性能チェック。

今回も開封および実機を触ってみたレビュー、いってみましょう。

スポンサーリンク

Teclast A10Sのスペック

まず開封する前に、スペックのおさらいです。
同じTeclastの10.1インチタブレット「Teclast Master T10」を比較対象として載せました。

A10S T10
CPU Mediatek MTK8163
クアッドコア 1.3GHz
Mediatek MTK8176
ヘキサコア 1.7GHz
メモリー 2GB 4GB
ストレージ 32GB 64GB
Micro SD 128GBまで対応 128GBまで対応
OS Android 7.0 Android 7.0
画面 10.1インチIPS
1920 x 1200ピクセル
10.1インチIPS
2560 x 1600ピクセル
バッテリー 6,000mAh
5時間の動画再生
8,100mAh
ネットワーク Wi-Fi:802.11 b/g/n
Bluetooth 4.0
Wi-Fi:802.11ac
Bluetooth 4.0
カメラ 5MP / 2MP 8MP / 13MP
外部端子 Micro USB
3.5mmオーディオジャック
Micro USB
Mini HDMI
3.5mmオーディオジャック
サイズ 24 x 17 x 0.95cm 23.9 x 16.7 x 0.80cm
重さ 1kg 553g
価格 $138.44 $272.91

※記事執筆時点において、Gearbestに掲載されていたスペックおよび価格です。

全体的にT10から1まわりスペックダウンしたアイテム・・・といった感じですね。

気になるのはこのスペックでどこまで使えるのか・・・?というところ。

ちなみに重さは1kgとなっていますが、実際に量ってみると521gと・・・T10よりも軽量でした。
またサイズもざっくり書かれているだけで実際のものとは数ミリ違います。(たとえば17cmとなっているところは16.5cmぐらいでした。)

開封&外観レビュー

では開封していきたいと思います。

我が家に届いた箱には「Teclast A10S」という名前ではなく「tPad」という大胆な名称が付けられていました。
もしかしたらこっちが本名で、A10Sというのは型番なのかもしれません。

端末はこんな感じ。
起動画面にも「tPAD」と書かれています。

ベゼルも薄めでいい感じですね~。

T10にソックリ!?

実はこれを手に取った最初の印象は、上で比較したT10とすごく似ているというものでした。

そこで実際に比べてみると・・・

これもんです。
筐体サイズと有効ディスプレイ部分の大きさなど・・・かなり似ています。

Teclastが10.1インチタブレット市場に、既存のアイテムを踏襲した「必要十分」なスペックのものを新たに投下した・・・という感じですね。

T10を触った当初に「すごく・・・青いです・・・」と思っていた画面ですが、A10Sはさらに青みがかっていました。
単体で使っている分には全然気にならないですが、iPadなんかを使ったあとだと青さが際立ちます。

iPad Air 2と比較したらこんな感じ。
・・・写真だとわかりづらいですが、白い部分が青みがかった白になっています。

とってもシンプルな付属品

箱の中に入っていたのは本体とこれらの付属品のみ。

Micro USBケーブルとマニュアル、ワランティカードのようなもの・・・など。

ACアダプターすらついていませんでした。
これはT10も同じでしたね~。

T10の時には「アダプター入れ忘れやがったな!」と思いましたが・・・おそらくもともとついてないというのが正解っぽいです。
※箱にはアダプターがついてそうな記号が書いてあったんですけどね~・・・。

これだけシンプルにすることで、よりコストを抑えられるということなのかもしれません。

ちなみにマニュアルには一応日本語のページもあるため、少し好感が持てます。

使わない時でも3ヵ月に1度はフル充電をしなければならないそうです。

また、モバイルネットワーク接続に関する注意事項が書かれていました。
本機はSIM対応していないのでWi-Fi版ということになりますが、もしかしたらセルラー版のtPadも存在しているのかもしれませんね。

外部端子など

充電およびデータ通信はMicro USBを使うことになります。

USB Type-Cが主流の昨今においてMicro USBを採用する理由は何なんでしょうね~?
やっぱりコストが抑えられるのかな・・・。

家の環境がType-Cで統一されているとかだった場合・・・少し面倒ですねw

USB端子横にはツメを掛けられる部分があり、そこからカバーを外すことができました。

中はこんな感じで、Micro SDカードスロットが一基搭載されているのみです。
セルラーモデルの場合はここらにSIMをさせたりするのかもですね。

カバーのツメはそこそこ硬く、また挿したSDカードが抜けにくいなど・・・外出先でサクッと使うのには適していません。
ただまぁ、Wi-Fi版の10.1インチタブレットですし、基本は家で使うと思ったら特に問題ないでしょう。

もう一つの外部端子として、3.5mmのオーディオジャックが備わっていました。

個人的にはまだまだ有線のイヤホンを使っている人間なので、これは嬉しい仕様です。

プラグの挿しこみ方次第では音質がかなり変化してしまうので、イヤホン利用時には何度か抜き差しして調節する必要がありました。

内部レビュー

気になる内部レビューです。
ベンチマークスコアと実際の使用感を書いていきます。

Antutuスコアは3.5万点

例によってベンチマークソフトのAntutuでスコア測定をしてみました。

Ver.7をつかって3.5万点前後だったので・・・スペック的にはかなり低いことになります。

参考までに、Master T10の方はAntutu Ver.7において9万点台でした。
そんなT10もめちゃくちゃ快適な端末とは言えず・・・ミドルスペックといった感じだったので、それよりもかなり低いスペックということは・・・お察しです。

ですが、9万点台に対しての3万点台・・・つまり2~3倍の体感スペック差があるかというと、そういうわけではありません。

とはいえ、実際にT10と比べてもモッサリした動作に感じる部分が多かったのも事実です。

デレステは「できないこともないけれど・・・」

僕が新しい端末をテストする際には必ずデレステを試すことにしています。
やっぱり普段使い慣れたアプリがどう動くか・・・というのは測定する際の基準となりやすいですからね。

初期設定では3D標準となっており、3D描画にも耐えられる端末であることが記されていました。
※ただし3D Markでのベンチスコアは160。めちゃくちゃ低いスペックです。

・・・が、プレイしてみると3Dがどうとか関係なく・・・非常にモッサリ。
また、ページ間のローディングタイムがものすごく長く感じました。

さらにはリズムゲーム本編自体もすごくカクついているというか・・・フレームレートがある程度飛ばされているような印象で・・・タップしているのに判定して貰えないなんてことが多々あります。
「お願い!シンデレラ」のマスプラも何回かチャレンジしてようやくクリアできた感じ・・・。

特に連打ノーツが降ってきた時なんかはほぼほぼミスりますね・・・。

なので、プレイできなくはないけれど、あえてこの端末でやる必要はないかな・・・と思います。
あくまでメイン機ではなくサブ機として使いたい感じですね。

ちなみにMV鑑賞モードでの3Dリッチはほぼ綺麗に観ることができました。
※若干カクつくところがあったかもしれないです。

Youtubeやマンガアプリには及第点

さて、高いスペックが要求されるアプリやゲームには向かない本端末ですが・・・Youtubeやマンガアプリなどのような閲覧系のアプリであれば普通に楽しめます。

Youtubeで動画を再生するのに必要なスペックは満たしているということなんでしょうね~。

なので、家でのサブ機として使う分には十分と言えるかもしれません。
ネットワーク環境さえしっかりしていればブラウジングも問題ないです。

ただ・・・全体的にモッサリしているので・・・気になるのはそこですね。
たとえばロック解除からホーム画面を表示するのにも一呼吸置く感じですし、そこからアプリを立ち上げる、アプリ上で項目をタップして当該項目を開く・・・といった全ての動作が重いです。

一度ダウンロードしておいた動画を再生し続けるとかなら問題ないんですけどね。

マンガアプリもページめくりが若干モッサリしてるかな~。

サッとブラウザを立ち上げて、サッと調べる・・・みたいなのには向いていません。

電池持ちは上々?

公称スペックでの電池は6,000mAhとなっていました。

通常5.5インチ程度のスマホで3,500mAhぐらいが普通だと思うので、10.1インチで6,000mAhというのは(単純計算していいのかわかりませんが)標準~ややロースペックといった感じかもしれません。

試しに1時間ほどYoutubeを流しっぱなしにしてみたところ・・・

60%程度だった電池が、

48%になりました。

公称スペックでは5時間のビデオ再生となっていましたが、この計算なら1時間に12%しか減っていないので・・・8時間ぐらいは使えそうです。

スタンバイ時の電池の減りも少なかったので、公称スペックよりは電池もちが良さそうな印象です。

※ただし、一回のテストであること、また画面表示の電池残量を信用する前提である点に注意してください。

10点マルチタッチも、マッピング精度が悪い気がする

画面のマルチタッチテストでは10点マルチタッチが検出されました。

・・・が、どうにも画面のマッピング精度が悪いのか、ちょっと指が近接しているだけで反応しなかったりしました。
※たとえば中指と薬指が2つで1つのタッチとして扱われるなど。

また、シングルタッチ時にもタッチが安定せず、狙った部分の上下左右すこしズレた位置が反応するなどが多発。
開発オプションからタッチ位置を表示してみても、やっぱりちょっとズレた場所をタッチしたようになっていることが多かったです。

そのため、文字入力などはそこそこ難儀します。
前述のゲームなんかもこれが理由でうまく行かなかったのかもしれません。

おわりに

いうわけで、Teclast A10Sの実機紹介でした!

サイズ的には10.1インチとちょうどいい感じですが、本当にスペック的には低いので、絶対にサブ機を脱せないアイテムだと思います。
なので、安価にAndroidの10インチタブが欲しいという人でも「動画再生専用端末」とか「マンガ閲覧専用端末」とか・・・そういう使い方の人向けかなーと。

特にいまは新しいiPadがより安価に購入できるようになりましたので・・・OSにこだわりがなければ長い目で見たらiPadを導入した方が良さそうな気もしますね。

逆に、下手にミドルスペックぐらいのAndroidタブを買うぐらいなら安価なこれで十分・・・といった感じかなぁ。
ある程度の割り切りが出来る人にはオススメかもしれませんw

[参考]Teclast A10S Tablet - Gearbest

Gearbestでの買い物方法

※Gearbestでの買い物の仕方はこちらの記事で紹介しています。
[参考]中華ショッピングサイトGearbestでのオーダー方法や注意点

Gearbestでクーポンを適用させる方法はこちら。
[参考]Gearbestでクーポンを使う方法。

-タブレット・ラップトップのレビュー

スポンサーリンク