サブ機(2台目)用に低額データ専用SIM比較。FREETEL、0SIM、Excite、おかわりSIMはどれがお得か。
2018/02/06
僕は現在、デュアルSIM対応のSIMフリー端末を使っていて、SIMの2枚挿しで運用しています。
SIMは上手に使い分けると月々の料金を下げることが出来るので、デュアルSIM端末を持っている人は是非検討しておきたい項目だと思います。
そこで、月あたりのデータ使用量が少ない人、またはサブ機用にSIMを用意したい人向けに、月額の利用料金が安く済むSIMを4つまとめてみました。
僕が使っているFREETELのSIMと、一時期かなり話題だった0 SIM。
あとはExcite Mobileと、b-mobileのおかわりSIMの4つです。
記事では便宜上、月あたりの利用容量を3GB程度までと想定して書いています。
なので、それ以上使う場合のことは考慮していない点にご注意ください。
Contents
月あたりの利用料金が安いSIM比較
参考までに、僕は現在FREETELの使った分だけ課金されるプランを使っています。
基本的に家から出ないで仕事をしているため、ほとんどデータ通信をしない関係上、毎月299円(税込み327円)しかかかっていません。
ただ・・・月額327円すら「惜しい」と思うようになってしまって、月額0円の0 SIMがかなり気になってきたというのが記事を書こうと思ったキッカケです。
各SIMの比較は以下。
FREETEL | Nuro 0 SIM |
Excite Mobile | おかわりSIM | ||
---|---|---|---|---|---|
初期費用 | 契約手数料 | 3,000円 | |||
SIM発行手数料 | 394円 | 394円 | - | - | |
最低月額料金 | 299円? | 0円? | 500円? | 500円? | |
従量課金 | 低速通信 | 299円 | - | 500円 | ?1GB 500円 ?2GB 750円 ?3GB 1,000円 |
高速通信 | ?100MB 299円 ?1GB 499円 ?3GB 900円 |
?500MB 0円 以降100MBごとに100円 |
?500MB 630円 ?1GB 660円 ?2GB 770円 |
Turbo Charge 100MB 300円 | |
転送速度 | 高速時 | 下り最大225Mbps | 不明 ※理論上は最大682Mbps |
下り最大375Mbps | 下り最大150Mbps |
低速時 | 低速:最大200kbps | - | 最大200kbps | 最大200kbps | |
データ繰り越し | なし | ||||
データ制限 | 20GB超過/月の場合、最大200kbps | 5GB/月超過で速度制限 | 低速時に3日で366MB超過時 | 低速時に制限の可能性あり | |
最低利用期間 | データSIMの場合違約金無し | ||||
SIM返却 | 不要 | 必要 | |||
回線 | docomo | docomo Softbank |
|||
対応SIMサイズ | 標準、Micro、nano | ||||
その他 | LINE、ポケモンGOなどのパケット通信無料 | 3ヵ月間通信がなければ自動解約 |
各項目についてみていきましょう。
初期費用
格安SIMを使う場合には、必ず初期費用が発生します。
例外的に0 SIMが登場した時には「雑誌の付録」というキャンペーンのおかげで実質0円での利用開始が出来ましたが、0 SIMを使う場合でも今なら初期費用がかかります。
初期費用は契約手数料なるものと、SIM発行手数料で分けられます。
契約手数料はどこのSIMを契約するのにも必ずかかる3,000円(税別)というもの。
おそらくはSIMそのものの代金もここに含まれているんじゃないかなと思いますね。
Amazonやビックカメラなど、どこで買ったとしても3,000円は確実にかかります。
そしてdocomo系のSIMを使う場合、docomoからMVNO各社へ「SIM発行手数料」が課せられることになりました。
そのおかげで、数社はそのSIM発行手数料394円を顧客に負担させるようになっています。
つまり0 SIMは「0円で使える」と謳っていながらも、初期費用では3,394円(税別)はかかってしまうということです。
最低月額料金
こうした格安SIMの場合、従量課金・・・つまり使った分に応じて料金が発生するものと、定額料金(使おうとも使わずとも同額)のものが存在します。
僕のようにとにかく安く維持だけさせたいという使い方の場合には従量課金のプランを選ぶことになります。
※なので、この表には定額プランは記していません。
最低月額料金はつまり、「本当に全然使わなかった場合にかかる費用」と考えてもらえばOKです。
0 SIMなら0円。
FREETELは299円。
他2つは500円が、何もしなくても発生する料金です。
データ通信速度と、転送量に応じた価格
格安SIMの問題はデータ通信速度です。
たいてい、他のキャリアSIMに比べて「遅い」と言われています。
「下り最大?」と書かれている数値はベストエフォートと呼ばれるもので、いわゆる「理論上の理想値」にほかならず、実際にはもっと通信速度は遅いと考えていいでしょう。
たとえば僕はFREETELのSIMを使っていますが、当然最大値の225Mbpsなんて出たことがありません。
住環境や時間帯にもよると思いますが・・・よくて8Mbpsぐらいでしたw
ただ、1Mbpsは1秒間に約125KBのデータを通信していることを表しています。
8Mbpsなら1MBぐらいなので、そこまで遅いと感じたことはありません。
FREETELの場合、100MBまでなら月額利用料金の299円のうちに収まります。
Nuroはなんと500MBまでが無料。
Exciteは1GBまで630円、おかわりSIMは1GBまで500円となっています。
ただし、FREETELとExciteは通信速度の高速・低速を選択できるようになっており、低速モードの際には従量課金の対象外となる仕組みです。
FREETELの場合は低速モードはいくら使っても従量課金なし。
Exciteは低速モードの場合のみ月額500円になります。
※Exciteは低速利用時の制限あり
いずれも低速利用時の速度は理論値で最大200kbps。
つまり25KB/sになるということです。
実際に僕がFREETELの低速モードを使う場合、1KB/sすらでないこともあるのでほとんど使い物になりません。
※メールの送受信ぐらいならなんとかできる感じ。
Exciteの方は低速でもそこそこ使えるという噂です。
逆にNuroは高速時でも使えないという噂ですw
最低利用期間とSIM返却の要・不要
通常SIMの契約をする場合には「縛り」と言われる最低利用期間が存在します。
その期間内に解約してしまうと、契約の違約金が発生してしまうんですね。
高額な違約金を請求されるためになかなか以前のSIMを解約できないという人も多いと思います。
ただ、それは主に音声SIM(通話ができるSIM)の場合に限ります。
ここで紹介した4つのSIM共に、解約の違約金は一切かからないことがわかりました。
つまり、最低利用期間は存在しないということです。
気に入らなければいつでも辞めることができます。
ただし、FREETEL以外の3社は解約時にSIMの返却が必要であり、SIMの紛失や破損が見られる場合には3,000円が徴収される可能性もあるので注意が必要です。
0 SIMは利用がなければ強制解約
その他の注意事項として、0 SIMを使う場合には、3ヵ月間連続しての利用がなかった場合に強制的に解約されるということがあるのにも注意です。
0円だからといって放置していると4ヵ月目にはもう使えなくなっていた・・・そのうえSIMの返却も必要・・・みたいなことに成りかねません。
そうなったら初期費用を投資した分、なんだかもったいない気がしますw
3ヵ月のうちに、0円の範囲内(500MBまで)でもいいから使わなければならないということですね。
一応3ヵ月目にはメールにて強制解約になる旨の警告が来るそうなので、そこでちょろっと使えばOKだとは思います。
おわりに
さて、こうやって表を作ってみましたが・・・実際にどれがいいのかはなんとも難しいですね。
僕は出来ることならほとんどお金をかけたくないので、やっぱり0 SIMがかなり魅力的です。
今月のデータ使用量もまだ180MB未満ですし、500MBなんていかないんじゃないかと思うし・・・。
ただ速度が遅すぎるというのを聞くと、やっぱり躊躇しちゃいますね。
一説には0円での利用者が多く、採算が取れないので「課金していない人を意図的に遅くしているのでは?」というものもありましたが、「課金していても遅い」という意見もあったので、単純に回線と契約者の数が合わなくなっているだけなんでしょう・・・。
それでもFREETELの200kbpsよりは早いという噂ですが・・・はてさて。
どのSIMもお試し期間があればいいのになぁ・・・。