ちょっと似てない?ジブン専用PC&タブレットとoBook 20 Plusのスペック比較。
2016/11/10
ドン・キホーテが11月11日に格安2in1タブレットPC「ジブン専用PC&タブレット」を発売することを発表しました。
これ、キーボードの接続形状を見ても、すごく・・・アレによく似ていて気になります。
スペックを比較して、買いなのかどうかを考えてみたいと思います。
Contents
ジブン専用PC&タブレットのスペック
ジブン専用PC&タブレットはWindows 10搭載でタブレットにもノートPCにもなるという2in1マシンです。
日本国内で販売され、価格が税抜きで2万円を切るという格安なのがかなりのポイントだと思われます。
で、似てるなーと思ったのがoBook 20 Plusでした。
たまたま僕が買ったWinタブだから似ているように思っただけかもしれませんが、キーボードの接続部分なんかもそっくりです。
もしかしてOndaのOEMだったりしないかなってぐらい。
そこで、スペック比較をしてみました。
ジブン専用PC&タブレット | oBook 20 Plus | |
---|---|---|
OS | Windows 10 Home 64bit | Windows 10 Home 64bit + Remix 2.0 |
CPU | Intel Cherry Trail(おそらくx5-z8300) 1.44GHz/Quad Core |
Intel Atom x5-z8300 1.44GHz/Quad Core |
RAM | 2GB | 4GB |
ROM | 32GB eMMC | 64GB eMMC |
ディスプレイ | 10.1インチ IPS | 10.1インチ IPS |
解像度 | 1200 x 800 | 1920 x 1200 |
インターフェース | Micro USB x1 Micro HDMI x1 Micro SDスロット x1 3.5mmオーディオジャック x1 |
Micro USB x1 Micro HDMI x1 Micro SDスロット x1 3.5mmオーディオジャック x1 |
重さ | 580g | 575g |
カメラ | 記載なし | 2.0MPX |
Windowsボタン | 画面を横にしたとき、下 | 画面を横にした時、向かって右 |
キーボード | 付属 | 別売り |
価格 | 19,800円 | $172.92 (Gearbestにて2016.11.2現在) |
・・・全然違いました。
そもそもOSが中華Padお得意のデュアルOSじゃない時点で違いますね。
RAM/ROMは以前の中華Padによく見られた2GB/32GBという組み合わせです。
・・・でも似てると言えば似てるのかな・・・?
気になる点についてみていきます。
OS
ジブン専用PC&タブレットはデュアルOSではなくWindows 10 Homeの64bit版が単体で入っているようです。
僕はRemix OSを使って見たかったのでデュアルばっちこいな感じでしたが、普通にノートPCライクに使いたい場合は単体のWindows 10で十分だと思います。
逆を言えば、僕はWin10タブレットを使っていて「タブレットとして使いたいと思う時にはWindows 10では不十分」と思う部分もあります。
どういう用途で購入するのか?を考えた方がいいですね。
CPU
CPUはIntel Cherry Trail世代のもので、クアッドコア、1.44GHzというところからAtom x5-Z8300ではないかと言われています。
これはまさしくOnda oBook 20 Plusに採用されているものと同じですね。
おそらくGPUもIntelの第8世代のものが採用されているはずです。
僕がoBook 20 Plusを使っていて、処理性能に物凄く困っているということはありません。
そう思うと、激しいゲームをするとかでなければ問題ないCPUだと言えます。
RAM(メモリー)
RAMはDDR3-L DRAM 2GBと記載されていました。
oBook 20 Plusは4GBのRAMを積んでいて、ことあるごとに使用率が50%を超えていることを考えると、2GBは若干貧弱な気がします。
たとえばブラウザで複数タブを立ち上げるとか、いろんなアプリを起動するとかしていると、すぐに処理速度の低下を招くかもしれません。
と言ってもHDDを積んでいるノートPCと比べたらeMMCの方がやや高速だとは思うので、そのあたりは試してみないと何とも言えませんが・・・。
ROM(ストレージ)
ストレージはeMMCで32GB。
oBook 20 Plusは届いた時点で28GBが使用済みだったのを考えると、もし32GBモデルだったら残りたったの4GBしか容量がないことになります。
デュアルOSじゃないのがせめてもの救いではありますが、最初からストレージの拡張手段を考えておいた方がいいかもしれません。
ディスプレイ / 解像度
ディスプレイはどちらもIPS液晶10.1インチ。
タブレットをがっつり使うなら、これぐらいのサイズは必要です。
ジブン専用PC&タブレットは解像度が1200 x 800で、oBook 20 Plusは1920 x 1200。
解像度は細かい方が画面を綺麗に表示させることができますが、10.1インチの液晶ということを考えると実は1200 x 800ぐらいの方がかなり使いやすいです。
oBook 20 Plusは1200 x 800に設定することもできますが、パフォーマンスが落ちるというアラートが出てしまったので、僕は1920 x 1200のまま使い続けています。
ただ、Windows 10の設定でアイコンなどを大きくすることが可能なので、どちらにせよ自分用にカスタマイズしていけば問題ないかなとは思います。
インターフェース
インターフェースは全く同じ。
ただしoBook 20 PlusのMicro SDスロットが256GBまで対応していると表示されているのに対し、ジブン専用PC&タブレットは32GBまでしか対応していないとの表示です。
そもそもでROMが32GBと少ないのに対し、Micro SDカードも32GBまでしか対応していないんだと、使い方によっては不足に感じる人もいるかもしれないですね。
もしMicro USB端子が充電用だけでなくOTGにも対応しているのであれば、OTGケーブルを挿したうえでUSBメモリーや外付けHDD/SSDで対応するというのもアリかもしれません。
また、一覧に記載はありませんが、oBook 20 PlusはUSB端子での充電以外にACアダプターがついています。
これがあるとないとで、OTG端子が生きるか死ぬかが決まると言っても過言ではないので、ドンキの方の詳しいスペックが気になりますね・・・。
重さ
ジブン専用PC&タブレットが約580gで、oBook 20 Plusは575gとなっていました。
・・・が!oBook 20 Plusは実際に測ってみると588gでした。
約580gが588gも範囲に含むのであれば、同じぐらいの重さだと言えますね。
どちらにしろiPad Airに比べるとかなり重く感じます。
カメラ
ジブン専用PC&タブレットにはカメラの説明が書いてありませんでした。
タブレットでカメラがついていないということはあまり考えられないと思うのですが、どうなんでしょうね。
かんたんPad2にはフロント0.3MPX(30万画素)というオマケ程度のカメラがついていました。
oBook 20 Plusは2.0MPXと、Fireタブレットのカメラと同じ画素数のものがついていましたが、明らかに画質は悪かった印象があるので、どちらも期待できないと思った方がいいです。
ただ、カメラのあるなしで出来ることが変わってくると思うと、自分の用途によって選ぶ必要がありますね。
Windowsボタン
ジブン専用PC&タブレットはタブレットを横向きで使うことを前提としているのか、Windowsボタンが画面を横にした時の下部についています。
Windowsボタンは主にタブレットとして使う際に、スタートボタンを押さなくてもよくなる為のもの・・・としてぐらいしか使い道がないので、どちらに付いていても構わないかもしれません。
ただ、自分がタブレットとして、またはPCとして使う時に、Windowsボタンを押す動作を想像して、どちらが使いやすいかは考えておいた方がいいかもしれないですね。
キーボード
画面を横にした時に下部に特殊なUSB端子で物理キーボードを接続できるようになっていると思われます。
ジブン専用PC&タブレットの嬉しいところはキーボードが最初からセットになっているところですね。
しかも配列がちゃんとしたキーボード配列になっていそうなので、ノートPCとして使えそうです。
oBook 20 Plusは$40程度で販売されている別売りのキーボードを購入する必要があり、さらにそのキーボードはキー配列が特に日本向けでもなければ、足りないキーもありそうなので使い勝手が悪そうではありますね。
※僕はセットで買ったのに送られてきたキーボードがoBook 20 Plusには使えないものだったため検証はできていません。。
価格
これだけの違いがあって、ジブン専用PC&タブレットは定価19,800円(税抜)なのに対し、oBook 20 PlusはGearbestにて11月2日現在の価格が$172.92です。
いま、この記事を書いているときに$1=103.21円なので、17,847円。
Paypalを利用したとしても18,000円強といったところですね。
キーボードをつけて22,000円前後でしょうか。
この価格差を「日本で買える安心感」と「スペック差」で比べてみたときに「買いかどうか?」は決まっていきそうですね。
おわりに
実機を触ったわけではないのでなんとも言えませんが、やはりRAM/ROMの貧弱さが若干気になる部分ではありますね。
それでもよく言われる通り「メールやブラウジングをするだけならなんとかなる」というスペックには完全に含まれていますので、用途によっては高コスパなノートPCと考えることができそうです。
僕もoBook 20 Plusを買ってなかったら、これも候補の一つに入っていただろうなと思いますね。
[参考]Onda oBook 20 Plus - Gearbest
詳しい続報や人柱的な報告が早く知りたいところです。