タブレットを使うと目が悪くなる・・・原因となるブルーライトと、その対処法。
2018/02/06
「スマホやタブレットを子供の頃から使っていると目が悪くなる」
という話を聞いたことがありませんでしょうか。
我が家ではそれを理由に妻が子供にタブレットを見せないように頑張っています。
・・・どうせそのうち勝手に見るようになるから意味ないですけどね・・・。
さて、この「目が悪くなる」という理由の最大の原因として、デジタルデバイスが発する「ブルーライト」が挙げられます。
ブルーライトの使用には厚生労働省も注意を促すなど、人体に与える影響の大きさは無視して通れるレベルではなくなってきているようです。
特にスマホやタブレットは、このブルーライトが人体に与える影響が他の機器に比べて高く、特に注意が必要。
そこで、ブルーライトについてと、その対処方法についてまとめました。
ブルーライトとは?
ブルーライトとは、平たく言うと、人間が認識できる可視光線の中で一番紫外線に近い波長の光のことです。
人間は紫から徐々に赤にかけての虹のグラデーションを「可視光線」、つまり「見ることができる光(色)」と認識しています。
※色は光の反射によって生み出されているもの。
その虹色の外側にあるのが、紫より外側にある「紫外線」と、赤より外側にある「赤外線」です。
とりわけ紫外線は人体に影響を与えることで有名ですね。
そんな紫外線に一番近い波長の光がブルーライトなので、これも体に悪いことは容易に想像がつきます。
現にスマホやタブレットの画面から発せられるブルーライトは、目の網膜へ直接届いてしまうため、目を悪くさせるだけでなく、目の疲れや体の疲れなどにも繋がってくると言われています。
その他にも睡眠障害や肥満などなど、様々な問題を起こしかねないため、できるだけ使用に際しては「1時間使ったら15分休む」「夜寝る前に使わない」などを気を付けることが望ましいわけです。
ブルーライトについての対処法
とはいえ、現代社会においてこうしたデジタルデバイスを使わないという方が無理な話で、
どうしても依存してしまいがちなため、1時間以上の連続使用や、寝る直前まで手放せないという人も多いはず。
そんな時は、ブルーライトを直接的にカットする方法で対処する方法もあります。
ブルーライトをカットできるモード、またはアプリでの対応
ブルーライトのカットは、端末によっては標準装備されています。
たとえばiPadであれば、画面下部から表示させるメニューに「Night Shift」というモードが搭載されており、
ワンタッチするだけでブルーライトをカットできるようになっています。
Fireタブレットにも同様に、Blue Shadeというモードが搭載されています。
Androidタブレットの場合は機種によってまちまちで、ブルーライトカットモードが搭載されているものもあれば、そうでないものもある状態。
Windowsタブレットは、いまのところブルーライトをカットするモードはありませんが、次回以降のアップデートで搭載されるといった情報がリークされています。
もしブルーライトカットの機能が標準搭載されていない場合でもブルーライトカットができるようになるサードパーティ製アプリがありますので、それを利用するのも手です。
いずれにしろブルーライトカットモードにすると画面がやや黄色くなって、日中は「画面が見えづらい」などといった問題もあります。
そんな時は夜間だけブルーライトをオンにするなどして対処するようにしたいところです。
※夜間のみオンにするモードを搭載している機種やアプリもあるので活用しましょう。
ブルーライトカット眼鏡・フィルムを使う
モード変更で見えづらくなるのが嫌な場合は、ブルーライトをカットしてくれる眼鏡を使用する方法もあります。
性能の差はわかりませんが、100均でも売っているものなので、試しに買ってみるのもいいかもしれません。
ただし眼鏡だとどうしてもかけているのが邪魔だったりしますね。
特に普段から眼鏡をかけている人は眼鏡オン眼鏡になってしまうので現実的じゃないです。
そこで、ブルーライトカットフィルムという選択肢も出てきます。
こういったアイテムを使うことで、モードや時間を気にせずともブルーライトがカットできるので便利ですね。
おわりに
僕たちはこの情報化社会の中で、必然的にデジタルデバイスに囲まれてしまっています。
つまり、ブルーライトをガンガン浴びているという状態。
身体への影響が”ただちに見られない”としても、これが年齢を重ねた時にどうなるかは、今のところ誰にもわかりません。
なるべく体に悪いとわかっているものは除外していけるようにしたいものです。