タブレットの容量が足りなくなるその前に。Micro SDカードの種類と名称まとめ
タブレットを使っていて、容量が足りなくなった時は、iOS以外の端末であればたいていMicro SDカードスロットがついています。
スペック表をみると、何ギガバイトまで対応しているのかが書かれているので、その範囲内でSDカードを購入すれば基本的には使用可能です。
が、ショップで見てもSDカードにも種類がありすぎて、なにが何やらわからないというのが現状です。
そこでSDカードの種類についてまとめました。
SDカードの種類まとめ
SDカードには容量制限によって3種類、転送速度を決める規格が2種類存在しています。
SDカードの容量を分ける種類
SDカードは現在128MB?2TBまでの容量をカバーできるようになっています。
それぞれ使える最大容量に応じて3種類の名称があります。
名称 | データ容量 |
---|---|
SDXC | 64GB?2TB |
SDHC | 4GB?32GB |
SD | 128MB?2GB |
容量に関しては上位互換があるため、SDXC対応のMicro SDスロットであれば、SDカードとSDHCカードが読み取ることができます。
※逆にSDHC対応のMicro SDスロットでSDXCカードを読み取ることはできないということ。
つまり、タブレットのスペック表をみた時に「Micro SDカード32GBまで対応」となっている場合、SDHC用のカードスロットだということになります。
この場合にSDXCカードを購入してしまうとSDHC用スロットでは基本的には読み込むことができません。
ちなみにSDHCのHCはHigh Capacityの略で、”高い容量”ということ。
XCはExtended Capacityで、”広い容量”ということを意味しています。
転送速度の規格
SDカードには転送速度を決める規格としてSD Speed ClassとUHSという2種類が存在しています。
SD Speed Classは最低転送速度を決めるもので、Class2?Class10まで5段階存在しています。
SD Speed Class | 最低転送速度 |
---|---|
Class 2 | 2MB/s |
Class 4 | 4MB/s |
Class 6 | 6MB/s |
Class8 | 8MB/s |
Class10 | 10MB/s |
たとえばClass2のSDカードを使って、1枚1MB程度の写真100枚をデジカメからパソコンに転送しようと思った場合、すべての写真を転送するのに50秒近くはかかる可能性があるということです。
高画質での動画撮影など、毎秒大きなデータ転送が必要となる処理にはClass10などスピードクラスが高いものを使用することが推奨されます。
UHSはUltra High Speedの略で、さらに早いスピードクラスを表します。
UHS-I、UHS-IIというインターフェースを持ち、それぞれ最大転送速度が異なります。
スピードクラスはClass1、Class3が存在していて、UHS Class1はSD Class10に相当します。
※UHS Class3なら最低30MB/sに対応
スピードクラスも対応する機器とカード側の規格がマッチしていない場合には、理想の転送速度は出せません。
つまりUHS-II Class3のSDカードを用意しても機器側がUHSに対応していなければSD Speed Classでの速度しか期待できないということになります。
サイズについて
SDカードには大きさの規格も3つ用意されています。
一番大きいのがSDカード、二番目に大きいのがMini SDカード。
タブレットで使用されるものは一番小さいMicro SDカードです。TFカードとも呼ばれます。
それぞれスロット規格が異なれば仕様できません(物理的にささらないので)。
が、アダプターを用意することで、SDスロットにSDアダプターをかませたMicro SDを挿してデータを読み書きするなどが可能になります。