最強スマホと名高いOnePlus 5。3Tと比べてどこが進化したのか
2018/03/14
現時点で最強スマホと名高いOnePlus 5。
スナドラ835を採用したハイエンドモデルです。
OnePlusといえば少し前に発売されたOnePlus 3Tが世界中で人気の中華スマホメーカーです。
僕は数か月前まで全く知らなかったのですが、「安かろう悪かろう」という中華イメージを払拭しうる魅力のあるブランドと言った感じですね。
そんなOnePlus 5が3Tに比べてどう進化したのか。
気になったのでまとめてみました。
Contents
OnePlus 3Tと5のスペック比較
それぞれの公称スペックは以下のとおり。
OnePlus 5 | OnePlus 3T | |
---|---|---|
CPU | Qualcomm Snapdragon 835 オクタコア 2.45GHz |
Qualcomm Snapdragon 821 クアッドコア2.35GHz |
メモリ | 6GB / 8GB | 6GB |
ストレージ | 64GB / 128GB | 64GB |
Micro SD | - | |
OS | Android 7.0 OxygenOS |
Android 7.0 OxygenOS 3.5 |
画面 | 5.5インチ AMOLED?ゴリラグラス5 1920 x 1080ピクセル |
5.5インチ AMOLED ゴリラグラス4 1920 x 1080ピクセル |
バッテリー | 3300mAh | 3400mAh |
カメラ | 20MP x 16MP + 16MP | 16MP + 16MP |
ネットワーク | GSM: 850/900/1800/1900MHz WCDMA: B1/2/4/5/8 FDD-LTE: B1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20 TD-LTE: B38/39/40/41Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth 5.0 |
GSM 850/900/1800/1900MHz WCDMA: B1/2/5/8 FDD-LTE: B1/3/5/7/8/20 TD-LTE: B38/40Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth 4.2 |
SIM | nano x nano | nano x nano |
サイズ | 15.27 x 7.41 x 0.725cm | 15.27 x 7.35 x 0.74cm |
重さ | 153g | 158g |
価格 | 59526円 / ?67605円 | 45069円 |
※価格は記事執筆時点のGearbestのもの。
スペックを見る限り、全体的に大きく性能が変わった感じはなく、ややマイナーアップデート感があります。
といっても、OnePlus 3TがそもそもOnePlus 3のマイナーアップデート版であり、OnePlus 5はまぎれもなくメジャーアップデート版なんですが・・・
変わったところといえば、SoCがSnapdragon 821から835に、メモリとストレージがそれぞれ8GBと128GBも選択可能に、画面がゴリラグラス5に、カメラがデュアルレンズに、ネットワーク関連のアップグレードぐらいです。
一つずつ見ていきます。
CPU性能
SoCがQualcommの821から835にアップグレードされています。
821は当時のハイエンド、835は今のハイエンドといった感じでしょうか。
CPUプロセスは14nmからなんと10nmにまで縮まっているそうです。
Antutuのスコアでは835が16万点、821が15万点といったところらしいので、そこまで超パワフルになった感じもないですね。
でもAppleのA10が17万点ぐらいと考えると、より最強性能に近づいたのかな、といった感じ。
(あくまでベンチマークスコア上は、ですが。)
GPU性能でいうとA10をはるかにしのいでいた821を、さらに凌駕するスコアをたたき出したということで・・・3Dゲームとかをガンガンやってみたい感じです。
メモリ・ストレージ
メモリとストレージは3Tが6GB/64GBという仕様でしたが、5になって6GB/64GBのほかに8GB/128GBも選べるようになっています。
より強い端末を欲する人向けといったところでしょうか。
個人的な感覚だと6GB/64GBでも数年は余裕でサクサクなままのハイエンド?ミドルレンジ端末として使えるんじゃないかと思っています。
ストレージだけは64GBだとすぐ埋まっちゃうよ・・・って人がいるかもしれないですね。
GearbestではMicroSDカード対応のように書かれていましたが、公式では書いていなかったのでおそらく対応していないと考えた方が無難ですね。
追記:実機では対応していませんでした。
OxygenOSの魅力
OSはどちらもAndroid 7.0をベースにしたOnePlusオリジナルのUI(ユーザーインタフェース)であるOxygenOSが採用されています。
中華スマホの場合、こういったオリジナルUIが採用されていることが多いですね。
僕はZenUIとMIUIだけ使ったことがありますが、どちらもAndroidをうまく補正してくれているUIという印象です。
要するに使い勝手が向上しているわけです。
たとえばReadingモードが追加されて、ブルーライトがカットできるようになっているなど。
これ、iOSでは普通に搭載されていたんですが、Androidはまだ対応してないですよね。
こういった便利になる機能がある反面、オリジナルのOSじゃないということでアプリストアからインストールできないアプリがあるなどが欠点ではあります。
ポケモンGOはできませんでした。
→追記:その後OnePlusの実機を触ることが出来たのですが、ポケモンGOは普通に出来てます。
画面はより硬く
どちらも5.5インチ、AMOLED液晶、1920 x 1080ピクセルという仕様です。
が、OnePlus 5の方はCorning Gorilla Glass 5を採用しています。
これはiPhone 7にも採用されているという強化ガラスで、従来のものに比べて1.6倍の耐久性能があるそうです。
こういった目に見えない部分のアップデートというのはガチな感じがしていいですねw
カメラはデュアルレンズに
このバージョンアップによる一番大きな違いはカメラ性能かもしれません。
もともと3Tでは16MPのカメラを前背面に搭載していました。
片方がSonyのイメージセンサー、もう片方がSamsungのイメージセンサーだったというのも面白いです。
これが5では20MPと16MPのデュアルレンズが背面に、前面は16MPのシングルレンズとなっています。
イメージセンサーについての記載はありませんでしたが、オフィシャルサイトでも写真のクオリティについて取り上げられており、単純な画素数のアップだけではなく美しい写真撮影ができることをアピールしていました。
個人的にはスマホのカメラってかなり重要なんです。
今使っているOukitel U13のカメラは16MPあるんですが、イメージセンサーがたぶんダメなんですね。
どんな写真を撮影してもかならず四隅が暗くなっちゃう。
オフィシャルサイトで紹介されていた写真が本当にOnePlus 5で撮影したものだとしたら、これはかなりすごそうです。
ネットワーク範囲も広く
ネットワークも少しだけ帯域の範囲が広がっている感じですね。
FDD-LTEのBand19が追加されたので、ドコモ系のSIMもなかなかいい感じにつながりそうです。
そもそもBand1対応なので、都市部のLTEであれば使えると考えて問題ないと思います。
※試してないので保証できませんがw
Wi-Fiはどちらもacまで対応。
Bluetoothは4.2→5.0と、あくまで最新スペックにこだわる感じです。
問題は価格・・・
ここまで見ても本当に現時点で最高スペックのスマホじゃないかと思うわけですが、問題はその価格。
OnePlus 3Tに比べて6GB/64GBモデルの5が15,000円程度、8GB/128GBモデルのものが約2万円も高額になっています。
この価格差を埋められる性能差かどうかがポイントですね。
それでも同等スペックのiPhoneやXperiaを買うよりは断然安いですが・・・。
日々Gearbestからもクーポンが発行されているので、少しでも安く買いたい場合には要チェックです。
[参考]Gearbestのタブレット・ファブレット最新クーポン
おわりに
というわけで、中華スマホだからといって馬鹿にできないハイエンド端末、OnePlus 5についてでした。
OnePlusはWikipediaによれば以前は招待制でしか買えないようなブランドだったらしいですね。
廉価モデルのラインナップもないですし・・・そういったマーケティングが功を奏したのか、中華スマホの中では「高級なモデル」という立ち位置を崩さずにいる珍しいメーカーと言えるかもしれません。
[参考]OnePlus 5 64GB / Gray
[参考]OnePlus 5 128GB / Black