低スペック10インチタブレットTeclast A10Hが登場。Androidタブは果たしてオワコンなのか?
中華タブレットメーカーのTeclastより、また新しい10インチタブレットが発売されるそうです。
[参考]Teclast A10H - Gearbest
Teclastのタブレットはいろいろありすぎて、そろそろ頭が追い付かなくなりそうですが・・・今回のアイテムは10.1インチかつ低スペック、低価格というもの。
なんともニッチなタブレットになりそうですね~。
一応スペックを追ってみたいと思います。
Contents
Teclast A10Hのスペック
Teclast A10Hの公開スペックは以下の通り。
CPU | Mediatek MT8163 クアッドコア 1.3GHz |
---|---|
メモリー | 2GB |
ストレージ | 16GB |
Micro SD | 128GBまで対応 |
OS | Android 7.0 |
画面 | 10.1インチ IPS 1280 x 800ピクセル |
バッテリー | 4,850mAh |
ネットワーク | Wi-Fi: デュアル(2.4GHz/5GHz) Bluetooth |
カメラ | 2MP / 0.3MP |
外部端子 | Micro USB 3.5mm オーディオジャック |
サイズ | 23.9 x 16.7 x 0.9cm |
重さ | 520g |
価格 | $99.99 |
※記事執筆時点でGearbestに掲載されていたもの。
価格こそ安価ですが、ハードウェア、OSともに旧世代的といった感じのアイテムと言えそうです。
MT8163 x 2GBて。
搭載されているSoCはMediatek製のMT8163というもの。
2015年序盤に発表されたエントリータブレット向けのチップセットで、Cortex-A53というCPUを4基搭載しています。
そもそもエントリー向けのSoCかつ、3年も前のものと考えれば・・・性能はどんなもんか想像がつきますよね。
これが搭載された他端末の、ベンチマークアプリAnTuTuでのスコアも3万~4万点台なので、明らかにロースペックと言えるでしょう。
そこに2GBのメモリー、16GBのストレージって・・・。
2~3年前の格安スマホレベルの端末です。
用途限定で考えるべき
では全く使い物にならない端末なのか・・・?といえば、もちろんそんなことはありません。
用途を限定すれば、「サックサク」とまではいかないまでも、まだまだ現役で使えるスペックではあります。
現に我が家でもAnTuTu 4万点程度の格安スマホが、未だにIP電話発着信専用機として活躍していますし、使い方次第って感じですね。
10.1インチタブレットということを考えたら、ネットテレビ視聴専用とか、フェイスチャット専用とか・・・デジタルフォトフレームなんて用途もありそうです。
ただこれは、逆に言えば「あれもこれもしたい」という用途には絶対に適さないということを意味しています。
場合によってはネットブラウジングが重くて使い物にならなかったり、動画再生がカクつく可能性も。
多くの処理が重なる3Dゲームなんかは動かないと思った方がいいかもしれません。
価格は安いけれど・・・
Teclast A10Hの価格は記事執筆時点で$99.99です。
10インチタブレットで$100を切るアイテムというのはなかなか見かけませんよね。
かなり安価であると言えるでしょう。
※10インチにこだわらなければ、ほぼ同等スペックタブレットがより安価に入手可能です。
ただ個人的に思うのは・・・将来性を考えても本当に安いか??ってところですね。
現時点で3年前のエントリークラスSoCを搭載しているということは、向こう3年持つのかどうか・・・。
もしすぐに使えなくなってしまって買い替えるのであれば、結果的に高額だったとも考えられるのではないでしょうか。
ちなみに僕は未だにiPad Air 2を使っています。
これも3年前の端末なんですが、(若干動作が重くなってきたとはいえ)まだまだ現役バリバリで使える感じです。
たとえば今回「ためしに10インチタブレットを使ってみたい。だからなるべく安価なものがいい」とかであれば本機もオススメと言えるでしょう。
Androidタブレットってオワコンなの?
今回のタブレットスペックを見て、僕は正直「最近こんなんばっかり出るなぁ・・・」と思ってしまいました。
なんだかAndroidタブレットって、ワクワクするものが少なくなってしまった気がするんですよね。
どうしても価格を抑えなければならないと思うので、Mediatek製の安価なSoCが搭載されたものばかりですし。
そうなると、向こう数年も使うと考えるのなら、若干高額になってもiPadを導入した方がいいんじゃないかと思えます。
せっかくタブレットに力を入れているTeclastなので、「安かろう悪かろう」で終わらないようなタブレットが出てくれないかなと期待しちゃいますね~。
おわりに
というわけで、最後らへんがちょっとネガティブになってしまいましたが(笑)Teclast A10Hのスペックについてでした。
途中で書いているとおり、用途限定で考えればコスパは悪くないモデルだとは思います。
Teclastは日本法人も出来たようですが、現時点で扱っているのは中華ショップのみっぽいですね。
気になる方はこちらをチェックしてみてください。
[参考]Teclast A10H - Gearbest
Gearbestでの買い物方法
※Gearbestでの買い物の仕方はこちらの記事で紹介しています。
[参考]中華ショッピングサイトGearbestでのオーダー方法や注意点
Gearbestでクーポンを適用させる方法はこちら。
[参考]Gearbestでクーポンを使う方法。