Huawei Mate 9とOnePlus 3T 4Gのスペック比較。カメラやSDスロットではMate 9に軍配。
2017/09/20
日本にASUSやHuaweiといった中華系の端末が入ってくるようになって数年が経ちます。
当時は「安かろう悪かろう」だったものも、最近は価格以上の価値を出してくれる安心のブランドに育ちつつあると言えるでしょう。
さて、最近ちまたでよく名前を聞く中華ブランドの一つに「OnePlus」というものがあります。
中国には多数のスマホブランドがあり、「安くてそこそこ性能がいい」・・・つまりコスパがいいことが特徴だと思っていましたが、OnePlusの3Tというファブレットは5.5インチで$500という、なかなかの高価格帯アイテムです。
そこで、本日12月16日に日本で発売されたHuaweiのMate 9と性能や価格を比べてみました。
Contents
Huawei Mate 9とOnePlus 3T 4Gの比較
僕のHuaweiの印象としては「性能はいいけど高い中華端末」という感じです。
それ以上の事前情報はありません。
OnePlusに関しては「最近よく聞くなー」ってぐらいで、全く知らないブランドです。
では見ていきましょう。
Huawei Mate 9 | OnePlus 3T 4G | |
---|---|---|
CPU | HUAWEI Kirin 960 オクタコア (2.4GHz x 4, 1.8GHz x 4) |
Snapdragon 821 クアッドコア (2.35GHz x 2, 1.6GHz x2) |
メモリー | 4GB | 6GB LPDDR4 |
ストレージ | 64GB | 64GB |
Micro SD | 256GBまで対応 | 無し |
OS | Android 7.0 | Oxygen OS |
画面 | 5.9インチ IPS 1920 x 1080 |
5.5インチ 1920 x 1080 |
カメラ | 背面:ライカダブルレンズカメラ 2000万画素 x 1200万画素 前面:800万画素 |
両面:1600万画素 |
SIM | デュアルSIM (nano x nano) | デュアルSIM (nano x nano) |
ネットワーク | Wi-Fi: 802.11a/b/g/n/ac 2G,3G,4G Bluetooth 4.2 |
Wi-Fi: 802.11a/b/g/n/ac 2G,3G,4G Bluetooth 4.2 |
バッテリー | 4000mAh | 3400mAh |
外部端子 | 3.5mmオーディオ端子 USB Type-C |
3.5mmオーディオ端子 USB Type-C |
価格 | 59,090円 (2016年12月16日現在) |
$499.99 |
ビミョーな感じですね。
一つずつ見ていきます。
CPU
Mate 9はHuaweiの独自SoCであるKirin 960が搭載されています。
対してOnePlus 3TはSnapdragon 821。
ベンチマーク的にはCPU性能だけだとKirin 960が上回るそうです。
が、GPUなども含めた総合値ではまだまだSnapdragonの方が優位なんだとか。
独自ブランドSoCというとAppleのプロセッサーを思い出しますが、Huaweiの独自SoCだからHuawei端末に強いかどうかはなんとも言えません。
メモリー
Mate 9が4GBに対して、OnePlus 3Tが6GB。
2GBの差は大きいですね?。
さらにはSoCの性能差があることを考えても、OnePlusの方が快適に使用できると考えて問題なさそうです。
ただし、このクラスの端末はもはやどれも快適に使えると思えるので、そこまで気にしなくても良いかもしれません。
ストレージ・Micro SD
どちらも64GBと同じです。
Mate 9はMicro SDが256GBまで対応しているので、総合計320GBまで容量を拡張することが可能。
それに対してOnePlus 3TはMicro SDの対応がないので64GBまで。
僕自身、スマホで64GB以上のストレージが必要になったことがないので、この差がどこまで影響するのかはわかりません。
もし写真をバシバシ撮影して溜めておくとか、大きなアプリを大量にインストールする予定があるのならMate 9に軍配です。
OS
Mate 9はAndroidの最新バージョンである7.0が搭載されています。
対してOnePlus 3Tの方はOnePlusの独自OSであるOxygenです。
独自OSとはいえ、ベースとなっているOSがAndroid 5.1なので、AmazonのFire OSのようなものと考えて差し支えなさそう。
どちらかというとAndroid 5.1の上に、さらに便利なOSであるOxygenが載っているイメージですね。
独自OSを採用するに至った経緯としては諸々あるそうですが、ユーザーへのフィードバックを速めるというのが表向きの理由となっているため、より便利なOSへの進化が望めるものと言えるかもしれません。
画面
Mate 9は5.9インチと、ファブレットと呼ぶにふさわしい画面サイズ。
対してOnePlus 3Tは5.5インチなので、iPhone 7 Plusと同等ですね。十分大きいです。
どちらも解像度は1920 x 1080なので申しぶんありません。
また、OnePlus 3TはiPhoneにも採用されていたゴリラガラスを採用。
これでゴリラに殴られても割れません(違う)
カメラ
僕のHuaweiの印象は「写真がものっそい綺麗」というもの。
以前デモ機を触った時に、スルスル動く感動よりもカメラ性能に感動したものです。
Mate 9ではライカ社のダブルレンズを採用し、それぞれ2000万画素と1200万画素という解像度で綺麗な写真を撮影するのに適しています。
対してOnePlus 3Tは背面も前面も1600万画素の高解像度カメラを搭載。
解像度だけで写真の綺麗さは測れませんが、もし綺麗な写真を撮りたいのならMate 9一択だと思います。
SIM
どちらもデュアルSIMで、どちらもnanoが2枚させるようになっています。
ただしMate 9はDSDA(Dual SIM Dual Active)、OnePlus 3TはDSDS(Dual SIM Dual Standby)という違いがあります。
どちらも2枚のSIMで待ち受けが可能ですが、DSDAは通話中の通信もアクティブになるもの、DSDSは通話中には通信が切れるという点が違います。
バッテリー
バッテリー容量はMate 9が4000mAhで、OnePlus 3Tが3400mAh。
単純にこの容量だけで電池持ちを見る事はできませんが、Mate 9は20時間の動画再生、30時間の連続通話、丸2日以上連続で使える大容量と宣伝されています。
価格
Mate 9は60,000円オーバーとされていましたが、2016年12月16日現在の最安価格は59,090円。
対してOnePlus 3TはGearbestで$499.99となっており、ドル円が円安に寄っている現在($1=117円)では58,499円です。
※ただし、Gearbest上でクーポンコード「OneP3T」を適用することにより100名まで$454.99で購入可能。
また、Gearbestは独自の為替レートを持っているので、ウェブサイト上で円決済をすることにより、本日12月16日のレートだと$1=103円程度での購入が可能です。
おわりに
比べてみると、意外とOnePlus 3Tがいいんじゃないか?って気がするスペックでした。
これだけ高性能で$454.99(47,000円強)ですからね。
ただSDスロットとカメラの件ではMate 9かな。
Mate 9はMate 9 Proという5.5インチのものも出るとか出ないとか言う噂があるので、画面サイズ的にはこちらと比べた方が良かったかもしれません。