驚くほど似ている低価格7インチタブレットのFT105とFireタブレット。スペック比較
FRONTIERからFT105シリーズという安価な7インチタブレットが発売されました。
7インチで8,980円・・・んっ?どこかで聞いた事あるぞ!?
そうです。Fireタブレット(2015)のプライム会員割引前価格と全く同じなんです。
これはどちらが性能面で優れているのか気になりますね!
というわけで比較してみました。
Contents
Fireタブレット(2015)とFRONTIER FT105の比較
公表されているスペック値のみ比較していきます。
Fire | FT105 | |
---|---|---|
CPU | Mediatek MT8127 クアッドコア 1.3GHz |
Allwinner Tech A33 クアッドコア 1.3GHz |
メモリー | 1GB | 1GB |
ストレージ | 8GB | 8GB |
Micro SD | 200GBまで対応 | 32GBまで対応 |
OS | Fire OS 5 | Android 5.1 |
画面 | 7インチIPS 1024 x 600ピクセル |
7インチIPS 1280 x 800ピクセル |
カメラ | 前面:30万画素 背面:200万画素 |
前面:30万画素 背面:200万画素 |
外部端子 | Micro USB 3.5mm オーディオジャック |
Micro USB 3.5mm オーディオジャック |
サイズ | 19.1 x 11.5 x 1.06cm | 19.3 x 11.6 x 1.04cm |
価格 | 8,980円 (プライム会員なら4,980円) |
8,980円 |
驚くほどよく似ていますね。
異なる部分だけみていきましょう。
CPU
どちらもクアッドコア1.3GHzのCPUを搭載したCortex A7ベースのSoCです。
ベンチマーク上でわずかな差はあるようですが、いずれにしろエントリークラスであることは否めません。
7インチタブレットでウェブ閲覧やゲームをするのにギリギリ耐えうるスペックですね。
Micro SD
どちらもストレージが8GBと少ないので、大容量データを持ち歩きたい人はMicro SDに頼ることになります。
Fireは200GBまで対応しているのでそこそこ大容量まで対応できるのに対し、FT105は32GBまで。
たとえばマウントしてアプリのデータもMicroSDに書き込むなどであればFireに軍配があがります。
そうではなく写真データや音楽データなどを持ち歩くのであれば32GBのSDカードを複数持つということでFT105でも対応は可能です。
OS
FireはAmazon独自のFire OSが搭載されています。
これはAndroid 5.1がベースとなっているので、ほとんどAndroidみたいなものなんですが、やはり制約はあります。
個人的には標準状態ではGoogle Playが使えずにアプリが少ないという点と、Google Playを使ったとしても独自のランチャーを使えないという点がネックですね。
その点FT105はAndroid 5.1そのものがインストールされているので、Google Playにはもともと対応していますし、当然ランチャーアプリなども普通に使えます。
ホーム画面の使い勝手などが気にならなければ、どちらでもあまり変わらないとは思いますが、普段Androidに慣れている方なら尚更Fire OSは使いづらいと感じる部分があるかもしれません。
画面
画面サイズはどちらも7インチで、IPS液晶を採用しています。
ですが、解像度に関してはFT105の方が細かく表示できるようですね。
プレビュー写真でも7インチのわりにはアイコンが小さく写っているので、他の7インチタブレットと比べても画面を広く使える可能性がありそうです。
サイズ
一応サイズの細かい部分は異なりますが、1mm?2mmの差なので見た目的には変わらないですね。
価格
どちらも8,980円なんですが、Fireタブレットはプライム会員なら4,000円オフで購入することが可能です。
プライム会員の費用は今のところ日本では年額3,900円なので実質同じ価格でプライムサービスを受けられる特典が付くと捉えることもできますね。
ちなみに僕はプライム会員なのですが、プライムミュージックとプライムビデオだけでも年会費の元を取れるサービスなのでオススメです。
公称スペックからでは読み取れない部分
FT105の公表されているスペックが少ないため、単純に比較できない部分に「重さ」「バッテリー」「ネットワーク」などが挙げられます。
また、メモリーやストレージ、カメラは同じ値ではあるものの、使っているパーツ次第でその性能も変わってくると思います。
とはいえ、いずれもエントリークラスのタブレットであることを考えても、期待できるような性能差は考えられないと言ってもよいでしょう。
おわりに
というわけで、本当に驚くほど似ている2つのタブレットでした。
どっちが買いか?と言われたら「プライム会員ならFire。Androidが良ければFT105。」といったところでしょうか。
ただ、プライム会員なら同じ8,980円でもう少しスペックの高いFire HD 8が買えるので、そちらの方がいいかもしれませんね。
[参考]Amazonが8インチの新型タブレットFire HD8を発表。