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SIMフリーとは?おすすめ格安SIMについて

2018/02/06

ここ数年で急に聞くようになったワードに「SIMフリー」というものがあります。

これはスマホでよく使われる言葉ですが、タブレットでも知っておくべき言葉だったりするので基本を押さえておきましょう。

また、SIMフリーのタブレットで使うことができるオススメの格安SIMについても紹介します。

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SIMフリーとは?

巷でよく聞く「SIMフリー」とはいったいなんでしょうか?

まずSIMは「シム」と呼びます。
通常は「SIMカード」という小型のカードのことを指します。

そしてSIMフリーとは、「自由にSIMカードを選べる」ことを意味しています。

じゃあこのSIMカードってなに?ってところですね。

詳細については僕も説明できる自信がありませんので、概要だけ簡単に説明すると、
携帯電話やスマホ、タブレットに差し込むことで、電話やインターネットなどの通信をできるようにするものと言えます。

携帯電話やスマホを持っている方なら、必ずこのSIMカードがささっているわけです。
逆に言えばSIMが入っていない携帯電話やスマホでは、基本的には電話をかけることもメールを送ることもできないわけです。

自由じゃないSIMって?

SIMカードは普通、契約した通信キャリアが発行・管理し、そこで購入した端末にしか使うことができません。

平たく言うと、ソフトバンクで契約したiPhoneにはソフトバンクのSIMカードが入っているわけですが、
これをドコモで購入したiPhoneに挿しても使うことができないというわけです。

逆も然り。

つまり、端末とプランが紐づいてしまっているわけですね。

iPhoneが日本に上陸した当初、ソフトバンクでしかiPhoneを契約することはできませんでした。
でもそれまでドコモで契約していた人は電話番号が変わったりメールアドレスが変わったりするのが嫌で、なかなかiPhoneをゲットすることができないという状況が続きました。

もしSIMを差し替えて使うことができるのなら、ソフトバンクでiPhoneだけ購入して、ドコモのSIMを挿して使えばよかっただけなんです。
でも、そういうことは長らくできずにいたんです。

なぜならSIMフリーではないから。
つまりSIMを使う環境に制約がかかっていたからです。

SIMフリー端末が登場して、格安SIMを提供する会社が増えた

ここ近年、ようやくSIMフリーの端末が日本でも普通に発売されるようになりました。
記憶に新しいのは約2年前に日本のAppleストアでもSIMフリーのiPhoneが発売されたことです。

これによって「ユーザーは、好きな端末に好きなSIMカードを挿して使える」という時代がやってきたわけです。

そうなると、今まで通信キャリア大手三社の独壇場だった通信業界も様変わりを見せ始めます。
MVNOと呼ばれる、大手通信キャリアの通信網を間借りした格安のSIMカードを取り扱う会社が増えることになりました。

通常、大手通信キャリアでiPhone用のSIMを契約した場合、諸々含めて月々8,000円近くはかかってしまいます。
年間10万円近くがスマホの契約料で消えていってしまうわけですね。

それが格安SIMを導入することで、月間1,000円程度からの運用が可能となりました。
これによって、大手通信キャリアから離脱して、格安SIMのMVNOへ流れる人たちが増えたのです。

格安SIMに感じる不安

大手であるということは、それだけで安心に繋がるものです。
どんなサービスでもそうですね。

聞いたことがあるサービスと、聞いたことがないサービスだと、
知らない人ほど「聞いたことがあるサービス」を選ぶ傾向にあります。

たとえばマウスコンピュータというパソコンのブランドをご存じでしょうか。
僕が知る限り、10年近く前には存在していたブランドです。

でも情報機器に疎い人からしたら、未だに「初めて聞く」って人もいるのではないかと思います。

もし、手軽なパソコンを探していたときに、「マウスコンピュータでそこそこのスペックのパソコンが3万円しなかったよ」と言われたら、知っている人なら比較のリストに入れられるでしょう。
でも、知らない人だと「NECや東芝のじゃないと信用できない」となりがちだったりします。

格安SIMも同じ。
「ドコモやソフトバンク、auなら信用できるけれど、IIJMioなんて聞いたことがないから信用できない」
という人は少なくないと思います。

ただ、前述のとおり格安SIMのキャリアというのは、大手通信キャリアの通信網を間借りしてサービス展開している会社です。
その品質に関してはとくに不安に思うことはありません。

格安SIMのデメリット

格安SIMを使う上でのデメリットは大きく2つ。

1つはキャリアのメールアドレスが使えないということ。
もう1つは無料通話がないということです。

キャリアのメールアドレスが使えないというのは、たとえばxxxx@docomo.ne.jpとか、xxxx@softbank.jpとかいったメールのことを指します。

僕みたいに携帯電話から使ってきた世代の人は、キャリアから発行されているメールアドレスをメインに使っている人が多いのではないでしょうか。
格安SIMではこういったキャリアメールが使えなくなりますので、GmailやiCloudメール、Hotmailやヤフーメールといったフリーメールを使うことになります。

もう1つの無料通話についてはなかなかの盲点で、
大手通信キャリアのプランはたいてい無料通話が何円分かついているのに対し、格安SIMには基本的に1円分も付かないことが多いんです。

そのため、ちょっとでも電話しようものなら電話料金が加算されて、結果的に月の使用料金が同じぐらいだった、なんてことにもなり兼ねません。

SIMカードの種類について

SIMフリーと言っても、どんな端末にどんなSIMでも挿せるというわけではありません。
実はSIMにも規格があります。

現在は「標準SIM」「MicroSIM」「nanoSIM」の3種類。
大きさは標準SIMが一番大きく、Micro、nanoと小さくなっていきます。

当然、nanoSIMのスロットしか用意されていない端末には標準SIMやMicroSIMを挿すことはできません。
逆も然りです。

そのため、使いたい端末がどんなSIMを挿せるのかを調べて、対応するSIMを購入する必要があります。

ただし、nanoSIMには市販のSIMアダプターを装着することでMicroSIMや標準SIMサイズに変換することができるので、
迷ったらnanoSIMを購入するようにしておけば問題ないと言えるでしょう。

オススメの格安SIMについて

月々の通信量を抑えられる格安SIMですが、各社からいろいろなプランが出ているため、なかなか選びづらいのが本音です。

大手通信キャリアは3社だけだったから比べ安かったんですけどね・・・。

なので、僕が実際に使っている格安SIMと、気になっている格安SIMについていくつかだけ紹介します。

FREETEL SIM

僕が実際に使っているのはFREETELという日本の会社の格安SIMです。

データだけなら月々299円から。
音声通話をつけても月々999円からと格安です。

また、NTTドコモの通信網を利用しているため、通信エリアも広く、安定しています。

データ通信は100MBまでなら299円のままで、それ以降は従量課金制。
つまり、使ったら使った分だけの利用料金を支払うというスタイルになります。

とはいえ、10GBの通信まで使えて、最大で2,171円までしか課金されません。
大手通信キャリアに比べて圧倒的に格安と言えます。

もし、高速なデータ通信が必要なければ、節約モードに設定することで毎月どれだけ使っても299円という裏ワザのような機能もついているので個人的には重宝しています。

So-net 0 SIM

僕がいま一番気になっているのはSo-netの提供する0円SIMです。

なんと毎月500MBまでのデータ使用なら利用料が0円という、驚愕のサービスです。
※初期費用で3,000円強の事務手数料がかかります。

もしそこまでデータ通信を使わない可能性があれば、FREETELよりも圧倒的にお得ですね。
たとえ使ったとしても5GBのデータ使用まで利用料1,600円という破格のプランでもあります。

ちなみに、こちらもNTTドコモの回線を使っているので安心です。

ただ、一点だけ難点があります。
それは、3カ月間のデータ通信がない場合に自動で解約されてしまうということ。

その場合にはまた初期費用をかけて新たに契約することになり、結果的に高くついてしまうので注意が必要です。
※500MB未満の0円状態が続いていても、データ通信が少しでもあれば問題ないそうです。

LINE MOBILE

現時点(2016年09月)での正式スタートは行われていませんが、LINEも格安SIMに乗り出してきています。

1GBで500円という上記2つと変わらない料金プランでありながら、「LINEを使った通信の利用料は無料」という、自社サービスの強みを生かしたプランとなっています。

これはすごいことで、LINEを使った音声通話も無料になるわけなので、実質電話し放題のプランがついての500円ということ。
特にLINEに依存しているような人には重宝されるサービスとなるかもしれません。

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