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Z8300とZ8350の違い。タブレットによく使われているIntel AtomのCPU

2017/01/12

2016年に発売された格安Windowsタブレットを見ると、CPUにはIntelのAtom、とりわけx5-Z8300がよくつかわれていたように思います。

2017年現在、同価格帯のタブレットにはx5-Z8350が使われているのを見かけます。

Z8300とZ8350。
型番にして「50」だけ数値が違うプロセッサーですが、いったいどこが違うのでしょうか。

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Z8300とZ8350の比較

Intel公式の仕様書によるとスペック差(抜粋)は以下のとおり。

Z8300 Z8350
発売日 Q2'15 Q1'16
リソグラフィー 14 nm 14 nm
希望カスタマー価格 $21.00 $21.00
コア数 4 4
スレッド数 4 4
ベース動作周波数 1.44GHz 1.44GHz
バースト周波数 1.84GHz 1.92GHz
キャッシュ 2MB 2MB
最大メモリーサイズ 2GB 2GB
メモリーの種類 DDR3L-RS 1600 DDR3L-RS 1600
最大メモリーチャネル数 1 1
 最大メモリー帯域幅 12.8 GB/s 12.8 GB/s
GPU Intel HD Graphics Intel HD Graphics 400
GPU動作周波数 200MHz 200MHz
GPUバースト周波数 500MHz 500MHz
ビデオメモリー最大容量 2GB 2GB
最大解像度 1920 x 1080 1920 x 1080

驚くほどに全然違いがありませんでした。
発売日が3クオーター分だけズレて、バースト周波数が0.08GHz(およそ80MHz)だけアップ。
あとはCPUがHD GraphicsからHD Graphics 400に変更になっているという点だけです。

価格も変わらないので、Z8350はZ8300のリバイバル版的な感じなんでしょうか。
タブレットを選ぶうえではそこまで気にしなくても良さそうですね。

バースト周波数とは

2つのCPUを比べた時に明確に違うのは「バースト周波数」です。
ではこのバースト周波数とは何か?

答えは「ターボモード」みたいなもの。

処理を行う上で開いているコアがあった場合に、使っている方のコアの周波数をあげることができる技術(バーストテクノロジー)において、その最大周波数がバースト周波数というわけです。

4コア使うような処理の場合にはそもそも効かない機能ですし、1.44GHzが1.84GHzになるのか1.92GHzになるのかで、そこまで体感的な差があるとは思えません。(ただ、試したわけじゃないから実際に使用してみたらどうなのかはわかりませんが・・・)

最大メモリーサイズ

どちらも最大メモリーサイズは「2GB」となっています。
が、「メモリーの種類の依存」と書かれています。

ちなみにOnda oBook 20 PlusというタブレットはCPUにZ8300を搭載していますがメモリーは4GBを積んでおり、Windowsのタスクマネージャで確認した際に4GBを認識していました。
※ただしRemix 2.0側では2GBまでしか認識しないとの報告あり。

Z8300とZ8500、Z8700の比較

ついでなので8300と8500、8700も比較してみようと思います。

Z8300 Z8500 Z8700
コア/スレッド 4/4 4/4 4/4
ベース動作周波数 1.44GHz 1.44GHz 1.60GHz
バースト周波数 1.84GHz 2.24GHz 2.40GHz
キャッシュ 2MB 2MB 2MB
最大メモリーサイズ 2GB 8GB 8GB
最大メモリーチャネル数 1 2 2
メモリーの種類 DDR3L-RS 1600 LPDDR3 1600 LPDDR3 1600
GPU Intel HD Graphics Intel HD Graphics Intel HD Graphics
GPU動作周波数 200MHz 200MHz 200MHz
GPUバースト周波数 500MHz 600MHz 600MHz
ビデオメモリー最大容量 2GB 8GB 8GB
最大解像度 1920 x 1080 3840 x 2160 3840 x 2160

これもそこそこ似ていますが、それなりの差がついていますね。

8300と8500だと、バースト周波数、最大メモリ容量、メモリーチャネル数、メモリーの種類、GPUバースト周波数、ビデオメモリー最大容量、最大解像度が違います。

8500と8700はベースの周波数もバースト周波数も違いますが、それ以外に違いはありません。

メモリーチャネル数

Z8300は1つ、Z8500とZ8700は2つのメモリーチャネルを持っています。
メモリーのチャネル数が2つになればデュアルメモリチャネルとして動作させることができ、安定性と速度が増すと言われています。

・・・が、これだけで劇的に速度が変わるようなものではないそうなので、そこまで注目しなくてもいいかもしれません。

メモリーの種類

Z8300はDDR3L、Z8500とZ8700はLPDDR3となっています。

どちらもDDRメモリーの第3世代で、低電力で動くメモリーです。
LPDDRの方がより低電力なので、タブレットの省電力に貢献してくれるはずですが、互換性のあるメモリーのためZ8300でLPDDR3を搭載しているタブレットもあります。

これもそこまで気にしなくても良さそうですね。

GPUバースト周波数

CPUのバースト周波数と同様、ターボモード的なものですね。
Z8300は最大500MHzでしたが、Z8500、Z8700は600MHzにまで高められるようです。

じゃあこれで3Dゲームをグリグリ遊べるのか!?というと、そういうわけではない数値です。
多少描画に関する速度があがりそうなので、若干の体感差はあるかもしれません。

ビデオメモリー最大容量

ビデオメモリーはグラフィックスの処理に割り当てられるメモリーのこと。
これもZ8300が2GBなのに対し、Z8500、Z8700は8GBとなっていますね。

Z8300のビデオメモリーはCPU側のメモリーと同じものを使うような記載があったので、もしかしたらoBook 20 PlusのようにZ8300なのに4GBのメモリーを積んでいるマシンはCPU側のメモリー2GB+ビデオメモリー2GBという使い方ができているのかな・・・?

いずれにしろこの数値が大きい方が処理速度や安定性があがると考えて問題ありません。

最大解像度

Z8300が1920 x 1080なのに対し、Z8500とZ8700がより高画質な3840 x 2160(いわゆる4K)まで対応しています。

タブレットの画面が小さいのを考えると、あまりに解像度が高くてもそこまで恩恵はないと思いますが、気になる人には気になる項目ですね。

おわりに

というわけで、Z8300とZ8350、またZ8500とZ8700の比較でした。
タブレットをどう使うかにもよりますが、そもそもタブレットで出来ることを考えた時にAtom搭載機を選ぶのならそこまで性能差ってないのかなと感じました。

メモリーが8GBまで対応しているってのは大きいですけどね。

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