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タブレットのきほん

LPDDR3やDDR3Lなど、タブレットのメモリーの読み方。また載せ替えについて。

2017/01/11

ddr3

タブレットの比較をしていると、メモリーの表記がいろいろあることに気づきます。
特に最近のタブレットで言えば容量(3GBなど)の他に「DDR3L」とか「LPDDR3」とか書かれている場合がありますね。

これが意味するものと、その違いについて簡潔にまとめてみました。

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タブレットに使われているメモリーの読み方

例として、僕が使っているOndaのoBook 20 Plusのメモリーを見てみましょう。

Gearbestの商品紹介ページによれば「4GB LPDDR3 RAM」と記載されています。

よく調べてみると、「4GB LPDDR3 1600」というメモリーであることがわかります。
ではこの記号が意味するものは何なのでしょうか。
一つずつ紐解いていきましょう。

容量

まず最初の「4GB」。
これはメモリーの容量を意味します。
ストレージと単位が同じなのでわかりやすいですね。

1MBぐらいの写真だったら4,000枚ぐらい保存できる容量が4GBです。
メモリーの役目は一時的なデータの保管なので、容量が大きければ大きいほど一時的に置いておけるデータ量も多くなるわけです。

メモリーにデータを置けなくなると、転送速度が遅いストレージ側にデータを置き始めるのでタブレットの動作自体が遅くなると言われています。

規格

次に「LPDDR」の部分。

これはそのメモリーの規格を表しています。
LPDDRはLow Power Double Data Rateの頭文字をとったもの。

DDRというのがここ数年の主流であるメモリーの規格で、LPが付くとその低電力バージョンを意味するようになります。
スマホやタブレットは電力消費を抑えることもハードウェア面での課題の一つとなっているので、こうした低電力で動くものが選ばれていくわけです。

他にもDDR3Lというものもありますが、こちらはDDRの低電圧版を意味しています。

いずれにせよ消費電力を抑えられるメモリーであることに違いはなく、またこの2つは互換性があるので似たようなシステム構成のタブレットの場合にはこのどちらかが使われていることがほとんどです。

ちなみに、DDR3Lの動作電圧が1.35Vなのに対し、LPDDR3は1.2Vなので、LPDDR3の方がより省電力で駆動できるメモリーであると言えそうです。

世代

次に「3」の部分。
これはDDRの世代を表しています。

2017年1月現在の最新版は「DDR4」で、DDR3の倍速でのデータ転送が可能だそうです。
※DDR3もDDR2に比べて転送速度があがったもの。

とはいえ、まだまだDDR3が主流だったりします。

周波数

最後の「1600」は省かれることも多いですが、1600MHzというメモリーの動作周波数を表しています。

どこを気にするべきか?

CPU性能を知る時には周波数とコア数、世代などを見て判断すると思います。
ではメモリーはどこを気にするべきなのでしょうか。

そもそも、タブレットに搭載されるメモリーはCPU次第でだいたい決まってきます。

たとえばOnda oBook 20 Plusに搭載されているIntelのAtom x5-Z8300であれば、Intel公式の仕様書によれば「最大メモリー2GB メモリーの種類DDR3L-RS 1600」との記載がありました。

つまり、x5-Z8300ではDDR4だとか、DDR3 1866といったメモリーはそもそも対応していない事になります。
なので、世代や周波数は選ぶSoC(CPU)次第になるため、特に気にする必要はないと思われます。

そうなるとあとは容量部分だけですね。
oBook 20 Plusはタブレットにしては大容量の4GBを搭載していました。

・・・x5-Z8300の最大メモリーが2GBなのにおかしいですねw
でもOS上でもちゃんと4GBを認識して、正常に動作していたので良しとします。

4GBのメモリーを積んでいて、だいたい50~60%の使用率で動かしていることを考えると、これが2GBだったら常に100%近い数字で動いていたことになるわけで、タブレットの動作速度を落とすことに繋がってきます。

というわけで、タブレットに搭載されているメモリーを選ぶ場合には「容量」に着目すべきだと言えます。

※ちなみにApple製品のメモリーの使い方とAndroidやWindowsのメモリーの使い方には差があると言われており、iOSと他のタブレットで同じ3GBを積んでいたとしてもiOSの方が快適に作動するそうです。

メモリーの載せ替えはできない

自作パソコンに興味がある方なら、「メモリーって安くて簡単に載せ替えられるんでしょ」と思うかもしれません。

・・・が、タブレットのメモリーはそもそも基盤に直接ついているものなので、載せ替えることはできません。
できるとしたら、精密な半田ゴテを備えた工場の機械ぐらいなんじゃないでしょうか。

そういう意味もあって、そもそもタブレット用メモリーは市販されてすらいません。
なので、最初に選ぶメモリー量のままその後も使い続けていかなければならなくなるわけです。

これはCPUやストレージなんかも同じ。
※ストレージはSDカードでなんとか補えますが。

タブレットを選ぶ際には「何をしたいのか」によって適したスペックのものを選べるかどうかがキモとなってきそうです。

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