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OnePlus 5Tの実機開封レビュー!無印との比較やAntutu、カメラ性能など。

2018/02/06

中華系のガジェットショップ、Geekbuyingから話題の端末「OnePlus 5T」をお借りしました。
[参考]OnePlus 5T - Geekbuying

今回、ちょっと忙しいスケジュールで借りてしまったのであまりじっくりとは触れませんでしたが、OnePlus 5ユーザーとしての視点で比較レビューが出来れば幸いと思いました。

結論から言うと、案の定「結構いい」です。
GeekbuyingにおけるOnePlus 5との現時点での価格差は$60ぐらいなので、その差額を出せるかどうかが肝ではありますが・・・クーポンなどをうまく使っていけばこちらを得た方がお得かもしれません。
※そもそもOnePlus 5は販売が縮小していっているので、今後はOnePlus 5Tのみの扱いとなりそうです。

さっそくですが開けていきたいと思います。

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OnePlus 5Tの開封

開封の前に、OnePlus 5と外箱を比べてみると、大きさがやや違いました。
同じアイテムの使いまわしじゃないんですね~・・・やるなぁ。

箱の横には「OnePlus 5T」のロゴが入っています。
TはiPhoneにおけるSみたいなもんですかね。
OnePlus 3の時にも後継機種でOnePlus 3Tが出ていました。

余談ですが、OnePlus 4なるアイテムもあるにはあったんですね。
新興国向けだったのかな。

箱を開けるとこんな感じ。
パッと見、OnePlus 5の時と変わりません。

本体のインターフェースが違うので一目で5Tだとわかりますが、本体サイズもほぼ同じですし、充電ケーブルやアダプターも同じ感じです。

ステッカーが付属しているのもOnePlus 5と同じですね~。
ただ今回はシリコンケースが付属していました。

OnePlus 5の時にはついていなかったので嬉しい仕様変更じゃないでしょうか!?
僕はサードパーティものを買おうか迷いつつ使っているうちに何度も落としてしまって、端末が結構ボロボロになってしまっているので・・・最初からケース付きなのはありがたいです。

・・・ただまぁ、ケースって一回付けたら付けっぱなしになっちゃうと思うと「じゃあ最初からケースなくても頑丈な端末を造ればいいじゃん」って思っちゃうんですけどねw

外観レビュー

はい、といったわけで・・・開封してOnePlus 5と並べてみたのがこちら。
箱の画像と左右が逆になってしまってますね・・・左が5T、右が5(無印)です。

外観上の違い、わかりますでしょうか。

厳密には縦横サイズが若干大きくなって、指紋認証兼ホームボタンとなっていた部分がなくなってますね。
その分画面サイズが端末いっぱいに広がって、ほぼベゼルレスと言える見た目です。
※ホームボタンなどは画面内配置になりました。

背面の質感も同じ感じですね。
碁石みたいな、めちゃくちゃ触り心地のいい素材です。これ、なんていうんだろう。

指紋認証部が前面から背面に移動しているので、OnePlusのロゴが少し下に下げられています。

デュアルレンズ部分が若干盛り上がっている点も違いますね~。
カメラは解像度が同じでありながらも、イメージセンサーがSONYのIMX350からIMX376Kにアップグレードされています。

スペックを観た時に若干残念に感じた厚みの増大は、肉眼で見るとわからないぐらいの違いでした。
まぁ、0.005cmの違いですからね・・・写真をアップにしてようやくわかる感じです。
手に持った感覚も全然変わりません。(主観ですが)

あとはOnePlus 5Tの方がアンテナラインが上下ともに長くなっていました。

参考までにスペック比較表を載せておきます。

OnePlus 5T OnePlus 5
CPU Qualcomm Snapdragon 835
オクタコア2.45GHz
Qualcomm Snapdragon 835
オクタコア2.45GHz
メモリー 6GB / 8GB 6GB / 8GB
ストレージ 64GB / 128GB 64GB / 128GB
Micro SD 非対応 非対応
OS Oxygen OS(Android 7.1.1) Oxygen OS(Android 7.1)
画面 6.01インチAMOLED
Corning Gorilla Glass 5
2160 x 1080ピクセル
5.5インチAMOLED
Corning Gorilla Glass 5
1920 x 1080ピクセル
バッテリー 3,300mAh 3,300mAh
ネットワーク GSM: B2,B3,B5,B8
W-CDMA: B1,B2,B4,B5,B8
CDMA EVDO: BC0
FDD-LTE: B1,B2,B3,B4,B5,B7,B8,B12,B17,B18,B19,B20,B25,B26,B28,B29,B30,B66
TDD-LTE: B38,B39,B40,B41

Wi-Fi: 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth: 5.0

GSM: B2,B3,B5,B8
W-CDMA: B1,B2,B4,B5,B8
CDMA EVDO: BC0
FDD-LTE: B1,B2,B3,B4,B5,B7,B8,B12,B17,B18,B19,B20,B25,B26,B28,B29,B30,B66
TDD-LTE: B38,B39,B40,B41

Wi-Fi: 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth: 5.0

カメラ 20MP + 16MP / 16MP
SONY IMX 376K
SONY IMX 398
SONY IMX 371
20MP + 16MP / 16MP
SONY IMX 350
SONY IMX 398
SONY IMX 371
外部端子 USB Type-C
3.5mmオーディオジャック
デュアルnano SIMスロット
USB Type-C
3.5mmオーディオジャック
デュアルnano SIMスロット
サイズ 15.61 x 7.5x 0.73cm 15.27 x 7.47 x 0.725cm
重さ 162g 153g

見た目とスペックはほぼ同じということがわかりますね。

今回時間がなくてSIMを挿して試すことが出来ませんでしたが、nano x nanoのデュアルSIMです。
OnePlus 5の時点でDSDSは確定していますが、DSDV対応かはわかりませんでした。

一説には新しいSnapdragon 835の場合mDSDVに対応しているものもあるとのことだったので・・・試してみればよかったです。

18:9の画面表示

つぎに2K画面で同じ画像を表示してみてみました。
※全く同じ条件で撮影出来ていないので・・・参考までに。

こちらがOnePlus 5。
最初に観た時に「なんだこの美しい画面は!!」と驚きましたが、使っているうちに慣れるもんですw

というか、最近のスマホはたいてい2K解像度ですし、変なパネルを使っているとかがなければ基本は綺麗なハズなんですよね。

最近僕が触った端末では唯一、TeclastのMaster T10が青みがかった画面で妙な感じでした。

こちらがOnePlus 5Tの画面。
同じぐらい綺麗です。(小並感)

ただ、画面サイズが18:9になっているため、全画面表示にした時の映り方が違いますね。

今後はこの18:9という比率が一般化していくんでしょうか。
OnePlus 5を手にした時には「最新の端末感」がかなりあったんですが、こうして見比べると「過去のアイテム」って雰囲気がバリバリ出ています。

なんかiPhone 5が出たころのiPhone 3GSを観ている感じ・・・。

ブラウザの閲覧も、横画面表示だとかなり視認性が高いです。

縦でもこんな感じ。
開発オプションから画面の最小幅を少し大きくしてあげたら・・・かなりヤバいことになります。

ただ、まだまだその広い画面を生かしきれないこともありますね。

たとえばYoutubeで動画を再生したら、結局は左右が切られちゃって結局16:9の画面になるっていう。
なんとなく今のスタンダードなコンテンツを置いてけぼりにして、スマホ界だけ18:9の世界に飛び込んじゃった感じ。

なんだったらカメラも18:9で撮影できるんですが、これをテレビとかに映そうと思ったら今度は上下が切られるわけですよね。

果たしてコンテンツ側や他のデバイス側がこの比率に追いつく日は来るのか・・・気になるところ。

動かしてみた感想

ここからは実際に動かしてみた感想です。

Antutuスコアは18万点オーバー

OnePlus 5TのAntutuスコアは18万点オーバーでした。
Android端末の中では現時点で最強スペックです。

さすがにiPhoneの最新版には勝てませんが・・・そもそもこれぐらいのスコアが出ていて使用感に差ってあるんですかね・・・?

逆に言えば、使っていてOnePlus 5(無印)との違いもあまりなかったように思います。
※ちなみにお借りしたモデルは6GB/64GBのほうだったので、やっぱり現時点では8GBもメモリは要らないんじゃないかなんて思ったり。。。

また、3D Markにて3Dのスコアも別途測ってみたところ、Sling Shot Extremeというテストで3777点でした。
こちらもOnePlus 5とほとんど変わらない数値です。

デレステはもちろんサクサク。

デレステは当然サックサクに動きました。
何かのMASTER譜面でNew Recordを出せたほどに。

3Dリッチで観るMVも格別でした。

顔認証の精度は高いかも

OnePlus 5Tが無印と比べて変わった点の一つに、顔認証システムが搭載されたことが挙げられます。

Androidの顔認証はUMIDIGI S2 ProやVernee Xで既に試していますが・・・OnePlus 5Tの認識の速さ、ミスの起きなさはズバ抜けていました。

たとえば前者2つの場合、スリープボタンを押してロック画面が表示されて、そこから顔認証をしてロック解除・・・といった流れになるのですが、OnePlus 5Tの場合はスリープボタンを押した時点で顔認証が始まっていて、画面が表示されるときにはすでにロックが解除されている・・・といったスピード感です。
なので最初は「あれ・・・顔認証だとロックされないのかな・・・」と勘違いしたぐらい。
※他の人にスリープボタンを押させれば解除されないのでロックがかかっていることがわかりますw

で、前者2つの場合、数回に一回は「顔を認識できません」とか「違う顔です」みたいなエラーが出て解除できなくなったんですが、OnePlus 5Tを使っている間はそれが起きませんでした。

もちろん、僕が借りた数日間だけの使用感ですので、精度が高いことを約束できるわけではありません。参考までに。

イコライザー機能は健在

OnePlus 5で音楽を聴くことも多い僕ですが、何気にイヤホンを挿した時のイコライザー機能を重宝しています。

5Tでもそれは健在で、イヤホンの種類を選ぶ項目と、プリセットのイコライザー、そしてカスタムできるグライコが搭載されていました。

こんな感じです。

重宝しているとは言ったものの、僕はドンシャリぐらいしか設定がわからないため、基本はプリセットを使っています。
それでも普通に音楽を聴くよりは没入感がハンパないです。

カメラ性能も良くなってそう・・・

OnePlus 5の時点で最強クオリティと言っても過言ではなかったカメラですが・・・これもまた性能がアップしていそうです。

実際、デュアルカメラのサブレンズの方のイメージセンサーが変更になっており、焦点距離が短く、絞り値が小さくなっていました。
これで何が変わるかと言うと、ポートレートモード(背景ぼかし)にて画角が広くとれるようになったり、暗いところでの撮影精度が増したり・・・といったことみたいです。

難しいことはよくわからないので、とりあえず我が家にあったシワシワのリンゴを撮影してみました。

これがOnePlus 5で撮影したもの。

そしてこちらが5Tで撮影したものです。
16:9と18:9なので、画像のサイズ自体はちょっと違っちゃってます。

どうですかね・・・。
暗所とまでは言えませんが、夜の室内、蛍光灯下で撮影したものなんですが・・・コントラストが絶妙に違う気もしますね。

こちらは5Tで室内を撮影したものです。
我が家の中でもかなり暗い場所だったりしますw

参考までに、UMIDIGI S2 Proで同じ場所を撮影したものがこちら。

構図も違うのでなかなか比較は難しいかもしれませんが、やっぱり5Tは暗所に強いのか彩度が高いですね。

順番が前後しますが、これが5Tの写真を100%表示したものです。

もう一枚、ダメ押しで暗所の写真を撮ってみました。

同じ場所をVernee Xで撮影したのがこちら。
5Tの方がガラスの淵がクッキリしていますね。

・・・って、廉価スマホと比較しても仕方ないですが^^;

とにかくカメラの性能はやっぱり上がっていそうだなと実感できました。
今回はちょっと時間が取れずに外での撮影が出来なかったのですが・・・OnePlus 5のカメラ性能が根底にあると思ったらきっと綺麗に撮影できるはずです。

ああ・・・もうちょっと触ってみたかったなぁ。。

Jelly Scrollingの解消?

OnePlus 5には、スクロール時に画面がグニョグニョする「Jelly Scrolling」という問題が挙げられていました。

僕が普段使っている端末はこれがあまり感じられなかったので、個体差があったのかもしれません。

この問題がなぜ起きてしまうかというと、内部スペースの問題で本来とは画面を上下逆に付けて、それを補正していた・・・みたいなことだったんですね。
OnePlus 5Tではこの問題をハードウェア的に解決しているそうです。

もしかしたらそのために厚みが増したのかな・・・?

ただ、前述の通り僕のOnePlus 5ではこの問題が感じられなかったので・・・5Tとの使用感は変わりませんでした。

画面内のナビゲーションバーは若干不便かも

最後になりますが、使用感として僕がOnePlus 5Tに不満を感じたのは画面内のナビゲーションバーです。

今までも画面内にナビゲーションバーがある端末は不便なく使ってきたんですが・・・OnePlus 5の画面外ボタンが便利すぎて・・・それに慣れちゃうと若干不便に感じてしまうかも・・・と思いました。

隠れているナビゲーションバーを画面下からスワイプして、そのうえでホームボタンをタップ・・・みたいなのがひと手間多く感じちゃうんですよね。
だったらナビゲーションバーをHiddenにしなければいいだけなんですけど・・・そうなるとせっかくの広い画面が台無しになりそうで躊躇する・・・っていう。

ただまぁ、慣れの問題ですし、「あえて難癖つけるならこれ」ってぐらいの項目だと思って貰えればOKです。

おわりに

というわけで、案の定素晴らしい端末だったOnePlus 5Tのレビューでした。

中華スマホに$600と思ったら高いと感じるかもしれませんが、iPhone 7相当のスマホなので割合的には安いんですよね。
ただまぁ・・・普段$200とかの商品ばかり見ていると感覚がマヒしてきますが^^;

新しいスマホに$600程度出せるのであれば、現時点では文句なしの一品だと思います。
おススメです。

[参考]OnePlus 5T - Geekbuying

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