手のひらサイズなんてもんじゃない!2.45インチでAndroid 7.0な4Gスマートフォン「Jelly」
2017/09/20
次世代のガジェットの出資を募るクラウドファンディングサイトKICK STARTERにてまたも興味深いアイテムが登場しました。
2.45インチという驚異的な小ささの画面サイズでAndroid 7.0を搭載した4Gスマホ「Jelly」です。
GOLE 1やGPD WINといった小型Windowsマシンもそうでしたが、こういった「小さいガジェット」ってどうにも男心をくすぐるものがありますね。
KICK STARTERでは当初の目標設定額である$30,000は余裕でクリアしており、僕が今見ていた瞬間にも出資者がいたのかリアルタイムで額面が更新されていました。(2017.5.19現在で$927,882)
かなり気になるアイテムなので、そのスペックを見ていきたいと思います。
Jellyのスペック
Jellyは上海のスマホメーカー「Unihertz」が開発した小型スマホです。
同社は以前にも小さいスマホを製造していたようですね。
スペックは以下のとおり。
Jelly | Jelly Pro | |
---|---|---|
CPU | 1.1GHz クアッドコア | |
メモリ | 1GB | 2GB |
ストレージ | 8GB | 16GB |
Micro SD | 256GBまで対応 | |
OS | Android 7.0 | |
画面 | 2.45インチ 240 x 432 ppi |
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カメラ | 2MPX + 8MPX | |
SIM | デュアル(nano x nano) | |
バッテリー | 950mAh | |
ネットワーク | GSM : 850/900/1800/1900MHz WCDMA : 850/900/1900/2100MHz FDD-LTE : Band1/2/3/4/5/6/7/12/17/19/20 TD-LTE : Band 40 Wi-Fi:802.11 a/b/g/n Bluetooth 4.0 |
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サイズ | 9.23 x 4.3 x 1.33 cm | |
重さ | 60.4g |
CPU性能が1.1GHzクアッドコアという点は、昨今の格安スマホレベルの処理性能だと言えますね。
メモリ、ストレージの容量によってJellyとJelly Proのグレード展開があります。
メモリが2GBの方がかろうじて使いやすい位置にあると言えそうです。
このスペックでAndroid 7.0がしっかり動くものなんですね。
カメラ性能も一昔前の格安スマホレベルといったところ。
メイン機というよりはサブ機的な使い方になりそうです。
バッテリーは950mAhで、交換可能。(別売り品が出るのかは不明)
普通に使っていれば3日程度はもつそうです。(スタンバイ最大7時間)
容量がそんなに大きいようには思えませんが、2.45インチの画面サイズというのが長時間利用に耐えるポイントなんでしょうね。
ネットワークはBand 1,3,19を網羅しているので日本においても4G通信が可能だと思われます。
そしてこの小さいサイズでデュアルSIMということを考えると、使い勝手も広がりそうですね・・・!
気になるのは操作性
小さいガジェットは夢があるものの、問題は大きな男の手で使う際の操作性だと思います。
紹介動画でもおそるおそるタッチしている感じでしたし、qwertyキーボードではまともに文字を打てなさそうな印象がありました。
そのうえ処理性能も高くないことを考えると、限定的な使い方だったり使い方の工夫をしたりしなければかなり操作性が悪いアイテムとなるのではないかと思います。
ただ、スマートウォッチよりは出来ることが各段に大きくなりますし、頑張ればメイン機にならなくもないと思えば、スマホとタブレットに挟まれたファブレットのような中間の立ち位置として便利なアイテムとなる可能性も秘めているのではないでしょうか。
価格、発送時期
KICK STARTERでの出資金は$59?用意されていましたが、早期の分は既に終了しています。
2017.5.19現在時点ではKS Specialという$79(Proは$95)のプランがまだ残っており、どちらも$100未満でゲットできると思うとかなり魅力的なのではないでしょうか。(しかも全世界送料込だそうです)
発送時期は2017年8月を予定しているとのこと。
早くても夏の終わりぐらいに手元に届く感じですね。
その後、Gearbestなどの中華ガジェットサイトでも並ぶことになると思います。
これはなかなか楽しみです!